東京アカデミー長崎校
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こんにちは、東京アカデミー長崎校教員科担当です。
本日、令和3年12月24日(金)に文部科学省において、第8回 コミュニティ・スクールの在り方等に関する検討会議が開催されました。「コミュニティ・スクールの在り方等に関する検討会議」の『最終まとめ(骨子案)』が資料として出され、1年間話し合ってきたことの結果が形になろうとしています。
受験生の方ならご存知の通り、こういった資料の『中間まとめ』や『最終まとめ』は採用試験で出題されています。3月末を目途に
(1)コミュニティ・スクールの在り方について
(2)コミュニティ・スクールの設置促進、活動の充実について
(3)その他、地域と学校の連携・協働に関することについて
上記3点がまとめられる予定ですので必ずチェックしておきましょう。また、筆記試験対策だけでなく、このような資料を基に人物試験対策に繋げることが重要です。この資料を読み、受験生としてまとめておきたい試験に役立つポイントを3つ挙げたいと思います。
【コミュニティ・スクール ここがポイント‼】
1.コミュニティ・スクールの定義・目的⇒筆記試験で狙われやすいところです。また、集団討論のテーマに挙げられた際、定義・目的を押さえておくと討論におけるイニシアチブを取ることが可能です。近年重視されているファシリテータとしての役割を果たすこともできます。加えて、PTAや学校評議員との違いを明確にしておくとさらによいです。
2.コミュニティ・スクールの導入状況⇒「地域と学校の連携・協働体制の実施・導入状況について(令和3年度)」を確認し、導入状況を把握しましょう。自治体によって導入状況に違いがあるため、その自治体の状況に見合った意見作りが必要になります。導入が進んでいないなら課題は何かを把握する、進んでいるようなら、次にポイントとして挙げる利活用について意見の深掘りをする、といったように見方を変えた意見作りを行うことが大切です。
3.コミュニティ・スクールの利活用⇒コミュニティ・スクールによって子どもたちのどのような能力が育成されるか、教師としてどのように関わり協働していくか、その具体的イメージをもっておきましょう。文部科学省がまとめている「コミュニティ・スクール事例集」には、イメージを膨らませるのに最適な資料が多くあります。例え現役生の方であっても、「教職志望の学生が地域の人たちの学校支援活動に参画することで、地域との連携に安心感を持つとともに、地域連携の力やコミュニケーション力も育つのではないか。」という見方がありますので、私には関係ないと思いこまず、私にできることがある、と主体的に捉えていくとよいです。
学校は社会の縮図であるとよくいわれますが、授業のICT化や社会参画への促しは、現在の社会を反映した活動として重要です。その点を踏まえ、意見作りを進めてほしいと思います。
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