東京アカデミー広島校
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皆さんこんにちは。広島校チューターのYです。
本日は、「憲法」の勉強方法などについてお伝えします。
憲法は、本試験で満点を取る人も多く、差がつきにくい科目です。そのため、憲法で点を落とすと痛い目に遭ってしまいます。しかし、要点をしっかり押さえておけば誰でも得点源になる科目でもあるので、しっかりと対策をしていきましょう。
憲法の勉強で大事なことは、やみくもに暗記するのではなく「○条にはこの判例が出てくる」という風にしっかりとリンクさせることです。また、判例を覚える時は上っ面をなぞるのではなく、「何が争点なのか」、「なぜ違憲(違法)なのか」をしっかり答えられるようにしておきましょう。
なお、国税専門官や裁判所などの試験では、記述の専門試験も課されます。より深い憲法の理解が必要になりますが、上記のような理解の仕方をしておくと、記述試験にも対応できます。記述試験については、本番の試験で人権分野と統治分野のどちらから出題されるかは、その時にならないと分かりません。しかし、過去の出題傾向を踏まえて片方のみ対策を行うのも、あまりおすすめしません。
人権分野からだと、○条がどういう条文なのかを書かなくてはいけないのはもちろん、学説や判例などを自分の手で書き進めていかなくてはならず、択一の勉強ばかりしているだけではなかなか対応できません。
人権分野は判例ばかりで覚えやすい一方、統治分野はかたくるしい学説がたくさん出てきます。「それぞれの学説が何を主張しているのか」、「どういうところが問題点なのか」を理解するのはもちろん、どの学説が通説・判例なのかをもきちんと頭に入れておくのも大切です。よく問題文を読むと、「判例・通説に照らし~」や「判例と逆の立場から主張している学説は~」などと書いてあります。しっかり問題文をよく読み、ひっかからないようにしよう。
早めの対策で、どちらの分野から出ても怖くないレベルにまでもっていきましょう。