東京アカデミー松山校
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みなさんこんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の高橋です。
今日のテーマは、こちらです。
前回のお話では、
2021年夏試験では、試験後に「論文に失敗した」「論文が書けなかった」という受験生のお声から
論文とは、ことばのちからで自身の教員としての適性や知識をアピールする場と捉えて、
面接対策や教職教養対策と合わせて対策しよう、とお話しました。
(前回ブログはこちらをご覧ください。)
今回は、具体的対策法の例です。
いくつか、基本的なものを挙げてみます。
愛媛県の教員採用試験の論文試験では、マス目のある縦書きの原稿用紙で実施されますので、減点されないように原稿用紙の使い方をマスターすることは大前提ですが、
Wordを活用すると、コピペしながら、途中で自分の考えを何パターンにも発展させたり、一つのテーマでも自分の体験談を入れ替えていろんなバージョンを作ったり、と容易に推敲できるので、非常に効率的です。
模範解答を読む、と写すでは、理解の深さが異なります。
実際に写してみて、模範とされる良い論文の構成を考えたり、一文の長さ、文と文とのつなぎ方、言い回しなど、感じてみましょう。
また、論文というと、ついつい内容ばかりに目が行ってしまいますね。しかし、主語と述語が呼応していない文は、読み手にイメージが伝わりにくく、助詞「てにをは」を正しく使えていない文は、読み手に与える印象を変えてしまいます。
前述の通り、論文とは、ことばのちからで自身の教員としての適性や知識をアピールする場ですから、助詞の使い方の間違いで、自分が意図しないニュアンスで相手に伝わってしまうのはとても残念なことです。
模範解答を写すことで、この部分も強化されると思います。
そして最終的には、その論文を自分の内容に置き換えて書いてみましょう。構成力を鍛えることができると思います。
愛媛県の論文は、60分で1000字以上1200字以内となっていますので、当日その場で何を書くかを考える余裕がありません。
予め自分のアピールしたい体験やウリをまとめたモチーフを何パターンか作っておき、さまざまなテーマに合わせて発展させていく事前対策が必要と考えられます。
教員採用試験は、競争試験です。
倍率がある試験ですから、ほかの受験生より評価の高い論文を書く必要があるのです。
毎年合格している受験生のレベルや、ほかの受験生のレベルなどと比較しながら行うのが添削指導です。
経験に基づいた客観的な評価ができる添削指導を受けることで合格できる論文対策となります。
少しでもみなさまのお役に立てれば嬉しいです。
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