【管理栄養士】高正答率過去問アタック！　⑨給食経営管理論

こんにちは、東京アカデミー大阪校の国家試験担当でございます。

第35回国家試験の弊社自己採点会にて正答率が高かった問題をご紹介する「高正答率過去問アタック！」

第9回は、給食経営管理論です。

【第35回本試験　問156　(正答率74.7%)】

保育所の給食運営において、認められていない事項である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
⑴　昼食とおやつ以外の食事の提供
⑵　主食の提供
⑶　献立作成業務の委託
⑷　検食業務の委託
⑸　3 歳児以上の食事の外部搬入
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正答）4

●ポイント●
・保育所は、児童福祉法に基づき、保護者の委託を受けて乳児または幼児を一定時間預かり、適切に保護す
る施設である。
・保育所給食における調理業務の委託の基準
①保育所、保健所、市町村等の栄養士による献立等について、栄養面での指導体制がとられていること。
②施設内の調理室を使用すること。（ただし、2010（平成22 ）年6 月1 日より、一定の要件を満たせば、満
3 歳以上の児童に対する食事の提供について外部搬入の実施が可能となった。）
③施設側が食事内容、調理状態等について現場作業員に指示できること。
④現場作業員の衛生、調理の衛生的取り扱い状況を確認すること。
⑤毎回、検食すること（検食は保育所が行う）。

【第35回本試験　問170　(正答率89.0%)】

給食施設において、インシデントレポートを分析したところ、手袋の破損・破片に関する報告が多かった。その改善策に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
⑴　手袋の使用をやめる。
⑵　手袋の交換回数を減らす。
⑶　手袋を青色から白色に変える。
⑷　手袋を着脱しやすい余裕のあるサイズに変える。
⑸　はめている手袋の状態の確認回数を増やす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正答）5

●ポイント●
・アクシデントが実際に起こった事故であるのに対し、インシデントは重大事故になるおそれのある不測の
事態をいう。そのような事態に直面したときの気分を表して「ヒヤリ・ハット」とも呼ばれる。
・インシデント事例を抽出して原因を分析し、インシデント件数を減らすことにより事故（アクシデント）発生を未然に防ぐ対策を講じることが重要である。