東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは。東京アカデミー鹿児島チューターの永野です。
今回は,教養試験の攻略法について私の経験をもとに話していきたいと思います。皆さんの参考になればうれしいです。
教養試験は本当に時間との勝負ですよね。模試や本試験を受けていて時間があれば解けたのに…といった経験も何度もあります。私は特にじっくり解くタイプで早く解くのが苦手だったのでいろいろな工夫をしました。
1つ目は,試験の時間や分野の問題数を見て,あらかじめこの分野にはこのくらいの時間をかけていいという配分を考えておくことです。そして,試験の開始時間に合わせて,何時までにこの分野を終わらせるといった計画を立てていました。各試験によって問題数や時間が異なっているので,配分を事前に考えておくことで,解けたのに時間がなかったという後悔が減ると思います。模試などを活用して実践してみると良いと思います。
2つ目は,解く順番についてです。教養試験ではざっくり分けて,文章理解,数学系(判断・空間・数的処理・資料解釈),社会系,理科系,時事問題系があると思います。私の解く順番は,文章理解→知識系(社会系,理科系,時事問題系)→数学系でした。理由としては,文章理解は,脳がしっかりしているうちに解きたかったことや,後に回すと焦ってしっかり解けない可能性があるので初めに解きました。知識系は,分かるか分からないか問題を読めばすぐに判断でき,後回しにして解けたはずの問題が解けないことが良くないので次に解きました。そして一番時間がかかる数学系を最後にじっくり解くという順番にしました。
3つ目は,各分野の中でも優先順位をつけて時間配分を行う事です。文章理解では,時間がかかる並べかえ問題は,サラッと解いて時間があったらじっくり解き直していました。また,英語が苦手だったので分からなさそうな文章であればとりあえず何かにマークして後回しにしていました。知識系については,問題を読めば自分が解けるか解けないかすぐに判断できると思うので,できるだけ早く問題文を読んで解くようにしました。数学系は,解けるか解けないかを判断するのが本当に難しいです。私の場合は,とりあえず図表を書いたり公式に当てはめたりして解いてみて,時間がかかりそうであれば後回しにしていました。意外と問題文が長いものや,複雑な問題の方が解きやすい可能性もあります。先入観をあまり持たずにとりあえず解いてみると良いと思います。また,判断・空間よりも,数的処理の方が計算式を作れれば,後は時間さえあれば解けるといった問題もあるので先に解くのもおすすめです。資料解釈も解きやすい問題と時間がかかる問題があるので,とりあえず全ての問題を読んで,判断するのが良いと思います。
私の場合はこのような工夫をして教養試験を乗り越えていました。しかし理想は,全ての問題をしっかり解けることなので,復習・演習をこなしてできるだけ早く解く訓練をして下さい。それにプラスして,解けるか解けないかの判断を早くして問題の取捨選択をすることや効率的に解く方法を考えてみて下さい!