東京アカデミー金沢校
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こんにちは、東京アカデミー金沢校の加藤です。
高山では周囲に比較する建造物がないせいか、目指す山々がはるか遠くに見えます。
しかし、一歩一歩進めば、必ずたどり着きます。試験まで2週間、苦しい今を乗り切りましょう!
さて、本日は第111回国家試験合格に向けて、この時期に是非覚えておきたい「健康支援と社会保障制度」についてお伝えいたします。
▶POINT
悪性新生物の第1位、心疾患の第2位は不動。老衰を除けば、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎が主要4死因といえます。
▶POINT
<悪性新生物>
男性の1位は肺癌、女性の1位は大腸癌となっています。全体の1位である肺癌は平成10年頃までまで大きく上昇していましたが、近年はほぼ横ばいとなっています。
年齢調整死亡率では、胃癌と子宮頸は低下傾向にありますが、乳癌は昭和40年代から上昇しています。
なお、胃癌を含めてほとんどの部位の癌で男性が女性を上回っています。
<心疾患>
近年は心不全が上昇傾向にあります。
<脳血管疾患>
例年に比較して大きな変化はなく、脳梗塞が脳内出血を大きく上回る構図です。
<不慮の事故>
令和元年では0歳では窒息、1~4歳、15~64歳では交通事故が第1位を占めます。
5~14歳、65~74歳では溺死・溺水、75歳以上では転倒・転落・墜落が多いです。
<自殺>
令和2年の死亡率は16.4(人口10万対)です。男性に関しては50歳代に大きなピークがあります。
警察庁資料によると、自殺者の動機については「健康問題」「経済・生活問題」「家庭問題」の順で多くなっています。
▶POINT
母子保健の指標となる種々の死亡率や死産率に大きな変化は見られません。
わが国の各母子保健指標は世界トップクラスにあります。
<妊産婦死亡率>
平成30年 出産10万対3.3 (実数31人)
令和元年 出産10万対3.3 (実数29人)
<死産率>
平成30年 出産1000対20.9 (自然死産率9.9、人工死産率11.0)
令和元年 出産1000対20.1 (自然死産率9.5、人工死産率10.6)
<周産期死亡率>
令和元年 1000対3.4
令和2年 1000対3.2
<乳児死亡率>
令和元年 1000対1.9
令和2年 1000対1.8
<新生児死亡率>
令和元年 1000対0.9
令和2年 1000対0.8
さあ、いよいよラストスパートです!
金沢校での最後の生講義は、東京アカデミーの誇る名物講座「ザ・ファイナル」 2月6日(日)。→詳細はコチラ
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