東京アカデミー大阪校
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こんにちは、東京アカデミー大阪校の国家試験対策担当でございます。
とうとう2月になりましたね。
今日から本試験までは、高正答率過去問の残りの科目を取り上げていきます。
第33回国試 午前問題70 《正答率58.5%》
医療保険制度における保険者とその被保険者に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1 健康保険の保険者には,全国健康保険協会が含まれる。
2 船員保険の保険者は,健康保険組合である。
3 日雇特例被保険者の保険の保険者は,国民健康保険組合である。
4 国民健康保険の被保険者には,国家公務員共済組合の組合員が含まれる。
5 後期高齢者医療制度の被保険者は,7 5 歳以上の者に限られる。
正答 1
17.3%の方が,選択肢5に引っかかっていました。
後期高齢者医療制度の被保険者は,原則7 5 歳以上の者です。しかし,6 5 歳以上7 4 歳未満で一定の障害の状態にあると認定されたものも含まれます(高齢者の医療の確保に関する法律第5 0 条)。
第33回国試 午前問題83 《正答率83.3%》
「成年後見関係事件の概況(平成3 1 年1 月~令和元年1 2 月)」(最高裁判所事務総局家庭局)に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1 「成年後見関係事件」の「終局事件」において,主な申立ての動機として最も多いのは,預貯金等の管理・解約であった。
2 「成年後見関係事件」の「終局事件」において,市区町村長が申立人となったものの割合は,全体の約5 割であった。
3 後見開始,保佐開始,補助開始事件のうち「認容で終局した事件」において,親族以外の成年後見人等の選任では,社会福祉士が最も多い。
4 「成年後見関係事件」のうち「認容で終局した事件」において,開始原因として最も多いのは,統合失調症であった。
5 「成年後見関係事件」の申立件数に占める保佐開始の審判の割合は,全体の約7 割であった。
(注)
1 「成年後見関係事件」とは,後見開始,保佐開始,補助開始及び任意後見監督人選任事件をいう。
2 「終局事件」とは,認容,却下,その他(取下げ,本人死亡等による当然終了,移送など)によって終局した事件のことである。
3 「認容で終局した事件」とは,申立ての趣旨を認めて,後見開始,保佐開始,補助開始又は任意後見監督人選任をする旨の審判をした事件のことである。
正答 1
高い正答率にも関わらず、6.1%の方は選択肢2を選ばれていました。
「成年後見関係事件の概況」で出題される論点については,特に複雑なものはなく,細かい知識を問われる
こともないので,本試験前には最新のデータに一通り目を通しておきたいところです。
ここでの正答率は、例年本試験当日より弊社HPにて開催いたします「自己採点会」からのデータです。