東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
2021.09.28のブログで『教員採用試験の今後の方向性について』という内容をアップしましたが、今回はその続報になります。
「令和の日本型学校教育」を実現するために、教員採用試験の見直しを掲げた、中央教育審議会「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会基本問題小委員会(第2回)が、1月31日に開催されました。今後は2022年夏ごろを目途に結論を出していく予定のようです。
主なポイントは、
となっています。前回は『4.効果的・効率的な教員採用選考試験の実施』についてまとめましたが、今回は『2.人物重視の多面的な採用選考』に関連する、「教師に求められる資質能力」についてまとめたいと思います。
現在、採用試験において「教師に求められる資質能力」についての頻出資料は、『これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について~学び合い、高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~ (答申)(平成27年12月21日 中央教育審議会)』です。
の3点が概要として教職教養の試験では頻出ですし、論作文や人物試験で資質能力をテーマとして課せられた場合、必ず引用したい資料です。
その内容について、『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(令和3年1月26日 中央教育審議会)』を踏まえた見直しとなります。
では、本年において、論作文や人物試験において教師の資質や能力について問われた場合はどのように考えるとよいのでしょうか。過渡期となる現状では、過去の内容はもちろん大切にしてほしいですが、これからの在り方を踏まえた意見作りが重要ではないでしょうか。そこで目を向けたいのは、「不易」な視点は当然のことながら、「流行」の部分、キーワードを拾うなら、
といったことを踏まえた意見づくりが重要です。特に3については意識して意見作りを行わなければ、試験に通用するレベルに決して到達できず、面接官に響く回答はできません。
新しいものを吸収し、積極的、主体的に関わろうとする姿勢を表す意見作りを進めて欲しいと思います。
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