東京アカデミー広島校
ブログ
こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー広島校です。
昨年9.12のブログ『広島県・広島市教員採用試験について ~教職教養編~』で筆記試験全般および教育法規について触れ、広島校の講義で使用している【法規集】についてご紹介させていただきました。
今回は、広島校独自講座[1次試験対策コース]の4月開講〈4月生:演習実践講座〉にて使用する【過去問題集】についてご紹介いたします。
実は、この東京アカデミーオリジナル教材の【過去問題集】ですが、2021年夏に実施された『令和4年度広島県・広島市教員採用候補者選考試験』の「教職教養試験」で的中問題が多数確認されました!! その一部をご紹介しますね。
2 生徒指導について,次の(1),(2)の問いに答えなさい。
(1) 次の文は,平成 22 年 3 月に発行された生徒指導提要の第 1 章「生徒指導の意義と原理」の一部です。文中の( ア )~( ウ )にあてはまる語句を,下の A~L から一つずつ選び,その記号を書きなさい。
生徒指導は,一人一人の児童生徒の個性の伸長を図りながら,同時に社会的な資質や能力・態度を育成し,さらに将来において社会的に自己実現ができるような資質・態度を形成していくための指導・援助であり,個々の児童生徒の( ア )の育成を目指すものです。そのために,日々の教育活動においては,①児童生徒に( イ )を与えること,②共感的な人間関係を育成すること,③( ウ )を与え自己の可能性の開発を援助することの 3 点に特に留意することが求められています。
A.自己決定の場 B.自力解決の場 C.将来設計能力 D.目的意識 E.情報活用能力 F.成就感 G.自己指導能力 H.達成感 I.自己存在感 J.集団決定の場 K.人間力 L.学び合いの場
(2) ~ 省略 ~
[解答] ア.G イ.I ウ.A (←クリックで反転させると解答が見えます)
5⃣ 生徒指導について、次の1~3に答えなさい。
1 次の文章は,平成 22 年 3 月に文部科学省から示された「生徒指導提要」の 第 1 章 生徒指導の意義と原理 第 2 節 教育課程における生徒指導の位置付け 1 教育課程の共通性と生徒指導の個別性 の一部です。空欄( a )~( c )にあてはまる言葉は何ですか。下の①~⑥の中から,正しい組合せを 1 つ選び,その記号を答えなさい。
生徒指導は,一人一人の児童生徒の個性の伸長を図りながら,同時に社会的な資質や能力・態度を育成し,さらに将来において社会的に自己実現ができるような資質・態度を形成していくための指導・援助であり,個々の児童生徒の自己指導能力の育成を目指すものです。そのために,日々の教育活動においては,①児童生徒に( a )を与えること,②( b )を育成すること,③( c )の場を与え自己の可能性の開発を援助することの 3 点に特に留意することが求められています。
① a : 自己存在感 b : 共感的な人間関係 c : 自己決定
② a : 自己有用感 b : 思考力・判断力・表現力 c : 自己決定
③ a : 自己存在感 b : 思考力・判断力・表現力 c : 自己決定
④ a : 自己有用感 b : 共感的な人間関係 c : 言語活動
⑤ a : 自己存在感 b : 共感的な人間関係 c : 言語活動
⑥ a : 自己有用感 b : 思考力・判断力・表現力 c : 言語活動 [解答] ① (←クリックで反転させると解答が見えます)
37 次の問いに答えよ。
次の文は,いじめ防止対策推進法(平成 25 年法律第 71 号)の条文の一部である。文中の( 1 )~( 4 )に入れるのに最も適当なものを,それぞれ次の①~⑤までの中から一つ選び,記号で答えよ。
第二条 この法律において「いじめ」とは,児童等に対して,当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって,当該行為の対象となった児童等が( 1 )を感じているものをいう。
~以下問題文省略~
(1) ① 心理的苦痛 ② 不平等 ③ 心身の苦痛 ④ 身体的苦痛 ⑤ 不安
[解答] ③ (←クリックで反転させると解答が見えます)
2 次の条文は,いじめ防止対策推進法第 2 条の一部です。空欄( a )にあてはまる言葉は何ですか。下の①~⑤の中から,正しいものを 1 つ選び,その記号を答えなさい。
この法律において「いじめ」とは,児童等に対して,当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって,当該行為の対象となった( a )ものをいう。
① 児童等又はその保護者が学校に被害を訴えてきた
② 児童等への行為を学校の教員等が確認できた
③ 児童等が身体的な苦痛を感じている
④ 児童等が心身の苦痛を感じている
⑤ 児童等の生命,心身又は財産に重大な被害が生じた [解答] ④ (←クリックで反転させると解答が見えます)
いかがでしたでしょうか。‘生徒指導’も“いじめ”についても2022年夏試験にも十分出題が考えられる分野です。
[1次試験対策コース〈4月生:演習実践講座〉]で使用する【過去問題集】からなぜこんなにも的中問題が多いのか…それは、全自治体で出題された過去問題を分析し、頻出問題・良問を掲載したものだからです。直前期となる4月からは、この【過去問題集】からさらに広島県・広島市の傾向に沿った問題を厳選し、演習を行います。演習によりご自身の苦手分野や未学習分野を認識し、その後の解説講義にて振り返り学習をしていただきます。
2023年度版は『過去問精選問題集』と冊子名も一新されました