東京アカデミー福岡校
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2020年の教員採用試験を目指している皆様、こんにちは。
今日は、試験によく出題されている教育原理の生徒指導分野のお話しです。
全国的な傾向と福岡県・福岡市での出題内容を書いていますので、参考にされてください。
いじめや不登校、問題行動や教育相談に関して、例年出題されています。特に近年、いじめや不登校に関する問題が多く取り上げられ、2019年夏実施の採用試験では、2013年6月に公布されたいじめ防止対策推進法、「いじめの防止等のための基本的な方針」「不登校児童生徒への支援の在り方」「児童生徒の教育相談の充実について」に関する出題が顕著でした。また、生徒指導の基本書として2010年3月に文部科学省が発行した「生徒指導提要」からの出題も引き続き多くみられました。「生徒指導提要」には生徒指導の基本原理や、いじめ、問題行動、教育相談等に関する理解と指導の方針が示されており、多岐にわたって出題されています。他の教育資料とあわせて熟読し、理解を深めておく必要があります。
福岡県、福岡市の採用試験においても、生徒指導に関する問題は頻出問題です。2018年、2019年夏実施の試験でも、同様に出題されています。この分野に関しては、2次試験の面接試験や模擬授業(場面指導)でも、よく問われる重要な分野になります。従いまして、単なる1次試験のための暗記で終わらず、その背景や対応などについて深く理解していくことが、最終合格獲得、今後の現場指導にも活きていきます。また、いじめや不登校に関する、文部科学省からの通知文書なども必ず目を通して早い時期から、じっくりと学習することをおすすめします。
(福岡県・福岡市・北九州市2019年実施 教職教養問題)
※問題の一部を紹介
【問16】
次の文は、「いじめの防止等のための基本的な方針」(最終改訂 平成29年3月14日文部科学大臣決定)の一部を抜粋したものである。文中の下線部ア~オについて正しいものを○、誤っているものを×としたとき、正しい組合せを選びなさい。
いじめは、単にァ謝罪をもって安易に解消することはできない。いじめが「解消している」状態とは、少なくとも次の2つの要件が満たされている必要がある。ただし、これらの要件が満たされている場合であっても、必要に応じ、他の事情も勘案して判断するものとする。・・・・・・・・・。
【問30】高校志願者解答問題
次の文は、「生徒指導提要」(平成22年文部科学省)「第5章 教育相談」「第1節 教育相談の意義」の一部を抜粋したものである。文中の(ア)~(オ)に当てはまる語句の正しい組合せを選びなさい。
教育相談は、児童生徒それぞれの発達に即して、好ましい人間関係を育て、(ア)によく適応させ、・・・。
東京アカデミー福岡校では、2020年受験対策として、面接試験、教職教養、専門教科などの対策行います。
今年度から、専門教科のみ(小学校・中高数学・中学社会)、教職教養のみのコースも設定しています。もちろん、最近の採用試験傾向に合わせて、人物評価試験対策は、内容を更に充実させております。受講ご検討の方は、まずはご連絡ください。
個別説明会も随時実施しています!(要電話予約)
会場実施:1月12日(日)
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