東京アカデミー岡山校
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みなさんこんにちは。
2/15(火)に「第3次学校安全の推進に関する計画の策定について(答申)」が文部科学省のWEBページに公開されました。
1月頃からチェックしていましたが、発表当日にブログでお知らせできず悔しいばかりです 😥
以下に、第1次からの流れと、第3次の概要についてまとめてみました。
まずは概要把握から始めましょう!
・東日本大震災の教訓を踏まえて、児童生徒が主体的に行動する態度を育成する事の重要性が再認識された。
・学校教育活動全体を通して実践的な安全教育を推進するとともに、マニュアル作りや専門的知見を取り入れた学校安全に関する取り組み改善が進められた。
・学校教育活動全体を通して組織的に学校安全に関する取り組みを実践し、評価・検証を行いながらマニュアルを改善していった。
・学習指導用要領の改訂を踏まえ、カリキュラム・マネジメントの観点から系統的・体系的で実践的な安全教育を推進してきた。
・安全管理の面では、学校施設や通学路の安全点検を行い、未然防止や再発防止も充実を図った。
・家庭や地域・関連機関等との連携も一層推進された。
①マニュアルが必ずしも実効的な取組みに結び付いていない。
②地域や学校などによって学校安全の取組み内容や意識に差がある。
③東日本大震災の記憶を風化させず、今後起こり得る災害に備えた実践的な防災教育を進める必要がある。
④学校安全の中核となる教職員の位置づけや研修の充実が学校現場で追いついていない。
⑤様々なデータや研究結果が学校現場で活用されていない。
⑥計画自体のフォローアップが不十分。
○学校安全計画・危機管理マニュアルを見直すサイクルを構築し、学校安全の実効性を高める
○地域の多様な主体と密接に連携・協働し、子供の視点を加えた安全対策を推進する
○全ての学校における実践的・実効的な安全教育を推進する
○地域の災害リスクを踏まえた実践的な防災教育・訓練を実施する
○事故情報や学校の取組状況などデータを活用し学校安全を「見える化」する
○学校安全に関する意識の向上を図る(学校における安全文化の醸成)
○全ての児童生徒等が、自ら適切に判断し、主体的に行動できるよう、安全に関する資質・能力を身に付けること
○学校管理下における児童生徒等の死亡事故の発生件数について限りなくゼロにすること
○学校管理下における児童生徒等の負傷・疾病の発生率について障害や重度の負傷を伴う事故を中心に減少させること
1.学校安全に関する組織的取り組みの推進
・学校安全計画を見直すサイクルを確立させる。
・マニュアルは今後起こり得る災害やリスクを踏まえて見直す。
・学校安全の中核を担う教職員の位置づけを明確化。
・大学等の教員養成段階で学校安全の学修を充実させる。
2.家庭、地域、関係機関等との連携・協働による学校安全の推進
・コミュニティ・スクール等の仕組みを活用し、地域と協働して学校安全を推進。
・登下校時など、地域ぐるみで防犯・交通安全・防災等の取り組みを行う。
3.学校における安全に関する教育の充実
・児童生徒が自ら危険を予測・回避する能力を育成するための安全教育の時間を確保する。
・ハザードマップの活用・関係機関との連携など、地域の災害時のリスクを踏まえた実践的な防災教育を充実させる。
・幼児期(幼稚園等)から安全教育を充実させ、その好事例等を収集・発信する。
・SNSに起因する犯罪や性暴力になど、現代的課題に関する教育内容について、学校安全計画への位置づけを推進する。
4.学校に置ける安全管理の取り組みの充実
・学校施設等の安全点検の判断基準を明確化・子どもの視点を加えるなど、点検手法の改善を行う。
・学校設置者は専門家と連携するなど、点検自体を強化する。
・学校施設の老朽化対策・水害対策・耐震対策等の推進。
・重大事故防止のためのヒヤリハット事例の活用。
5.学校安全の推進方策に関する横断的な事項等
・学校安全・学校現場における事故情報等、情報やデータを効果的に活用する。
・AIやデジタル技術を用いた科学的なアプローチによる事故予防に関する取り組みを推進。
・「学校安全の日」など、学校安全を意識する機会を設定する。
以上、本文を読んでまとめてみました。
詳しい答申の内容はこちら(クリックで詳細表示)からご覧ください。
それではまた。
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