東京アカデミー広島校
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こんにちは、東京アカデミー広島校です。
公務員試験でも筆記・面接問わずに重要視される「時事対策」、しっかりと力として定着させるには、日頃からアンテナを張り興味・関心を絶やさない姿勢が求められます。
行政の仕事は、実社会に存在する様々な問題、民間として解決に取り組むには目を逸らしたくなるような問題に真正面から取り組むことです。
見聞きしたニュースについて、将来に向き合う課題として、聞いて終わらず追ってみる、そういう練習をしてみましょう。
今日は「広島積極ガード店ゴールド認証制度」についてです。
広島県は2/20に終了予定だったまん延防止重点措置期間の延長を発表しましたが、飲食店からの声を受けて、一部店舗での酒類提供を条件つきで認めることとしました。
その条件というのが、①広島積極ガード店ゴールド認証を受けること②種類提供は午後8時まで の2点です。
コロナ禍の影響を濃く受けている飲食業界にとって、まん延防止重点措置期間の延長はまさに死活問題です。
ただ、一方の事情ばかりを汲んではいられないのが行政の辛いところです。まん延防止重点措置期間の延長を行わない場合、今度は医療崩壊を起こしかねません。
その2つの(もしくは見えていないだけでもっと多くの)業界のバランスを取った施策が、「広島積極ガード店ゴールド認証制度」です。
制度自体は単純なもので、25個の基準をクリアした店舗にステッカーを交付し、安全な店を可視化しようというものです。
ただ、その認証の手続きが「直に調査員を派遣して審査してステッカーを渡す」という力技で、大変な労力が割かれているようです。
それぞれの業界の視点からではケチを付けられ(飲食業界からは種類提供可能時間を延ばして欲しい等、医療業界からは感染者数がまだまだ多いのになぜ緩和を、等)、それでも頑張って何とか折り合いのつける着地点を模索して、決まったこと(決められたこと)に忠実に、町中走り回ってステッカーを配る様子は、まさに縁の下の力持ちです。自分たちの努力に報いてくれる人が少ない苦境の中にあって、やりがいを見失わず、責任をもってやり切ることが出来る人が、行政に共通して求められる人物像なのだと思います。
自身がまさにそういう人物で、こうした仕事に務めるに足ることを証明するために、何が必要なのかを考えることが人物試験対策です。そしてそれは一人で考えて上手くいく人といかない人はハッキリと分かれます。その境目は筆者なりに持ってはいますが、とにかく何が必要なのか分からなくなってしまう人は独力で面接対策するのに向いていないように思います。
そういう人の力になれるのが、弊社の人物対策講座です。グループワークの形式を取り入れていますので、自分より面接が上手な人の様子を実際に見て学べるのは、とても良い刺激になると思います。気になった方はこちら。