東京アカデミー広島校
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こんにちは、教員採用試験の予備校、東京アカデミー広島校です。
昨年12月の定例県議会について2021.12.16のブログで取り挙げましたが、今回は令和4年2月定例県議会の「県議会における教育関係の質問と答弁(令和4年2月定例会)」(※これは令和4年2月定例県議会における質問のうち,県教育委員会が作成した教育関係分の未定稿速報です。)についてです。
掲載ページはコチラ☞『県議会における教育関係の質問と答弁』
〈質問項目〉(答)…一部抜粋しておりますので、全文は上記『県議会における教育関係の質問と答弁』でご確認ください。
○ことばの教育について:児童生徒の基礎学力や習熟度が低く「課題発見解決学習」を導入しにくいような現場においては,「ことばの教育」を着実に推進し,自己表現力に磨きをかけるような試みも必要であると考える。現在「ことばの教育」がどのような形で現場において推進されているのか。
(答)各学校においては,授業改善や読書活動の推進に加えて,短歌や古典に親しむ活動,小論文の作成やディベートなどの言語活動を充実させるなど,「ことばの力」の育成に努めている。授業改善については,現在,広島県が「学びの変革」を掲げて進めている「課題発見・解決学習」においても,「ことばの教育」を引き続き重視しており,国語科をはじめ各教科等で,児童生徒は,自分の考えを自分の言葉で論理的に表現する学習活動に取り組んでいる。さらに,来年度の公立高等学校入学者選抜から「広島県の15歳の生徒に身に付けさせたい力」をみるため,受検者全員に対し「自己表現」を導入することとしており,これまでの「ことばの教育」で培ってきた,自分の考えを論理的に表現する力や,人と円滑にコミュニケーションをとる力は,ここでも生きて働くものと考えている。
○教職員の配置課題について:受験者の増加を図るための取組について
(答)教員の中長期採用計画については,定数内臨採の段階的縮小を目指して,正規教員を確保するため,県外での採用試験説明会の開催や,他県の現職教員や社会人を対象とした特別選考などに取り組んできている。この間の受験倍率が,全国的な低下傾向にある中,広島県では,今年度は2.7倍と,計画策定時の2.5倍を維持しており,取組の効果があったものと考える。更なる受験者数の拡大に向けて,今年度から新たに,職員が出前講義として,県内外の11大学に出向き,教員志望の学生を対象に,授業作りや教師の仕事の魅力などを紹介する中で,広島県が進める「学びの変革」への参加を呼び掛けている。
○少人数学級の実現について:鳥取県の県独自で実施する姿勢を見習い,広島県においても実現すべきと考えるが
(答)広島県においては,令和2年度の標準法の改正に基づき,小学校の35人学級を段階的に導入することとしており,今年度と完成年度である令和7年度を比較して,150名程度の教員の増員,約12億円の予算の増額を見込んでいる。
◎上記の回答から、令和7年度採用試験までは小学校教員の採用人数は増えることは確実ですが、ここ3年間の試験状況をみると
採用見込:(R2)480人 →(R3)440人 →(R4)460人
受験者数:(R2)810人 →(R3)786人 →(R4)758人
名簿登載:(R2)522人 →(R3)504人 →(R4)476人
と採用見込人数はR3→R4と増えてはいますが、受験者数の減少によるものか、名簿登載者数は減少しています(※倍率はR3/R4ともに1.6倍)。
他にも○部活動改革について ○教育のICT化について などがあがっています。
質問項目に対して、県教育委員会が答弁を作成しておりますので、現状についてや、今後の取組み、方向性が示されています。
これから採用試験を受験される方は、面接試験での回答にも役立つと思います。是非ご一読ください。
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