東京アカデミー横浜校
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こんにちは。横浜校公務員チューターの佐藤です。
今回は、専門科目の勉強方法についてご紹介します。
専門科目は多くの受験先で求められており、科目数が多いです。しかし、パターンに慣れてしまえば得点源にすることが可能です。また、多くの場合、教養試験よりも専門科目の方が点数の割合が多く設定されているので、専門科目で高得点を取ることが合格への近道になります。本番では7割以上取れるように勉強を進めていきましょう。それでは科目ごとに勉強方法を記していきたいと思います。
多くの受験生にとってはこの分野が得点のかなめになっているのではないでしょうか。法律分野は一見点数が取りづらいように感じますが、実は同じような問題が繰り返し出題されています。つまり、繰り返し出題されている事例や問題を分析し、把握することで得点を大きく伸ばすことができます。まずは過去問を繰り返し解き、何度も出されている事例にチェックを入れましょう。あとはチェックを入れた事例を繰り返し読み込み、完璧に解けるようにするだけです。完璧にするには時間がかかりますが、引っかけ問題や専門記述試験が出された際にも対応できますので、ぜひ完璧を目指してみてください。
経済学は理論が難しく、始めて勉強する方にとっては鬼門となる科目です。おそらく経済分野は多くの受験生が苦手としている分野だと思います。しかし、出題数が多いため、ここを丸ごと捨ててしまうことはおすすめしません。経済分野に関しては復習がとても重要になってきます。また、少しでも分からないことがあれば直ぐに講師や友人に聞きましょう。
経済分野も問題(特に計算問題)がパターン化されているため、問題に慣れてしまえば理論が分かっていなくても問題は解けます。極論、どの問題でどの公式を使えば良いのかが分かれば、なぜそうなるのかが理解できていなくても問題は解けます。苦手だからと言ってあきらめることなく、根気よく演習を続けて問題に慣れましょう。経済分野は特にアウトプットが重要になる科目です。自分で図を書いて問題を解くことが理解を深める第一歩です。
学系は種類が豊富でどれを勉強すればいいか分からなくなりがちです。受験先の出題科目を今一度確認しておきましょう。学系でも特に政治学や行政学は多くの受験先で求められるため、入念に学習しましょう。政治学、行政学、社会学は同じ学者が繰り返し出題されるので、何度も出題される学者についてはマークをつけて、まとめておきましょう。財政学、経営学などはほかに比べると優先度は劣りますが、勉強しておくと他の科目につまずいたときの逃げ道になりえます。
例マクロ経済が難しいためミクロ経済と財政学を選択 行政学が苦手なため政治学と経営学を選択 |
年度によって科目の難しさは異なります。勉強科目の種類にストックがないと、本番難易度が高い科目が出現した際に、その科目を丸ごと落としてしまう危険性があります。特に財政学と経営学は分量も少なく対策がしやすいので、もしものための保険として勉強しておくことをおすすめします。
以上、私が取り組んできた専門試験への対策です。専門科目は勉強することは多いですが、慣れてしまえば教養試験よりも安定した点数を取ることができます。配点も大きいので手を抜かずに勉強しましょう。また、受験先によっては専門記述試験があることもあります。(裁判所職員、東京都Ⅰ類、国税専門官等)
専門記述試験の対策として勉強をする科目はメインに憲法、サブに経済学という形がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。