東京アカデミー横浜校
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こんにちは、公務員チューターの窪田です。今回は、「人物試験対策」についてお伝えします!
公務員試験では「人物試験」の比重が年々高まっています。ですので、筆記試験の勉強をするだけでなく、人物試験対策も早めから始めておくことが重要だと思います(2月頃から始めましょう!)。
人物試験は、大きく分けて個人面接、集団面接、集団討論(グループディスカッション)の3種類があります。どの試験においても自分の軸を持っておき、それを面接官に見せることが大切です。
このような軸を持つために、まずは自己分析を行いましょう。私は2月頃から、自己分析として長所、短所、自己PR、志望動機などを考えていました。
それに加えて、大学時代(高校時代のものでもよい)のエピソードを思い出しておき、どんなことを工夫したのか・考えたのかということを面接官に伝えられる準備をすると良いと思います。
なぜなら、具体的なエピソードを準備しておくと、例えば想定していなかった質問を聞かれた時にも、咄嗟に引っ張り出すことができるからです。
私は、面接中に長所について聞かれ具体的なエピソードを交えて説明した後に、「他にも○○(長所)が活かせた具体的なエピソードはあるの?」と追加のエピソードを求められたことがありました。想定外の質問だったのですが、何とか別のエピソードを話して乗り切りました。
面接官は「どんなことを経験したのか(体験談)」、「経験した時どう思ったのか」ということを予想以上に聞いてきます。ですので、自分から積極的に考え行動したエピソードをいくつか思い出しておくと、困ったときにも乗り切れると思います。
以下より、個人面接、集団面接、集団討論(グループディスカッション)のそれぞれで私が意識していたことをお伝えします。
まず、個人面接です。
個人面接はエントリーシートに書いたことを中心に深掘りされることが多いので、エントリーシートのどのような方面から質問されても良いように準備していました。
また、エントリーシートの文言のどこを深掘りしたいと感じるかは面接官によります。私は、東京アカデミー横浜校で何度も面接練習をしてもらい、面接を見てくださった方がどんなことを深掘りしたい・聞いてみたいと感じるのか教えていただいていました。
次に、集団面接です。
面接の内容は個人面接とほとんど変わりませんが、一人当たりの面接時間が短くなるため、簡潔に話すことが重要だと思います。
とはいえ、簡潔に述べすぎると面接官に思いが伝わりにくくなり、結果として印象が薄くなってしまいます。
質問に対して考えだけを述べるのではなく、簡潔にですが具体的なエピソードも話すように意識すると良いと思います。
最後に、集団討論(グループディスカッション)です。
公務員試験の集団討論は、いかに素晴らしい意見を出せるかというよりも、どれほどチームの全員と協力して話し合う姿を見せられるかが重要だと思います。
例えば、発言者の方に体を向けてうなずきながら聞いたり、発言できず困っている方がいたら「○○さんからも意見を聞いてみたいです」と伝えたりするなど、一緒に働きたいと思わせるような発言・行動を見せることが大切です。
加えて、集団討論のテーマは抽象的なものが多いですが、そんなテーマな時にも受験自治体と関連付けて話すことが必要だと思います。
私は集団討論で「ラーメンを知らない人にラーメンを紹介する」というテーマで話し合ったことがあったのですが、「○○市では○○ラーメンが有名であるということも紹介しよう」などの発言をしている人がいました。受験自治体の情報を集団討論で話せると、「この人は自治体研究を行っているな」「本気で受験してきているな」ということがアピールできると思います。
以上、私が行ってきた人物試験対策です。読んでいただきありがとうございます。
そして、今回で私からの体験記は最後となります。少しでも皆さんのお役に立てたなら幸いです。
皆さんが希望する進路に付けることを心より応援しています!