【看護師国家試験】過去のデータと比べてみよう ❝東アカ平均点とボーダーライン❞

看護師国家試験対策講座担当の小笠原です☺ 

第111回看護師国家試験から2週間が過ぎようとしています。
今日は今回の国家試験と過去のデータの比較についてお伝えしたいと思います。

第111回看護師国家試験の東京アカデミー集計による平均点は、
前回のブログでお伝えした通りですが、
集計結果を見て最初に感じたことは「今回は一般問題＋状況設定問題の平均点がいつになく高い」ということです。

一般問題＋状況設定問題の平均点197.4点という数値は、直近5年の試験結果と比較しても最も高く、
前回の第110回試験と比べると9.2点も上昇しました。

採点会にご参加いただいた青森県内の学校の得点状況を1校ずつ見てみても、
200点を超えた受験生が例年に比べてとても多いのが特徴です。

また、必修問題に関しては採点会参加者のうち合格基準の40点以上を得点できた割合は
第110回試験とほぼ変わりがありません。

 

「合格基準は第110回試験よりもかなり高くなるのでは？」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、
ここで影響してくるのが必修問題の正答率の低い問題の扱いです。

正答率の低い必修問題を採点から除外する…ということがあると、大逆転劇（良い意味でも、そうでない意味でも）が起こるため、
ボーダーライン上にいると思われる受験生にとっては気が抜けませんね💦

 
厚生労働省の設定する合格率（例年90％前後）が大きく上がったり下がったりすると、ボーダーラインも大きく変わります。もちろん、厚生労働省の提示する正答によって、東京アカデミーが提示している点数も変わってきます。

「こうだったらいいな」「このくらいの数字になるのでは？」と誰もが考えると思いますが、
私たちにできることは「3月25日（金）14：00まで待つ」ことだけです。

 

この日を笑顔で迎えられることを、
この日に流す涙が嬉し泣きの涙であることを願っています✨✨✨

 

⭐第111回看護師国家試験　東京アカデミー集計データ⭐

【必修問題】配点50点　平均点46.0点（平均得点率92.1％）
【一般問題＋状況設定問題】配点250点　平均点197.4点（平均得点率79.0％）
※東京アカデミーが作成した正答例に基づきます

 

⭐参考データ⭐

第110回看護師国家試験
【必修問題】東京アカデミー平均点　46.9点（得点率93.7％）
【一般＋状況設定問題】東京アカデミー平均点　186.4点（得点率74.5％）

※厚生労働省発表　合格基準
【必修問題】40点以上／50点（得点率80.0％）
【一般＋状況設定問題】159点以上／250点（得点率63.6％）

第109回看護師国家試験
【必修問題】東京アカデミー平均点　45.0点（得点率90.0％）
【一般＋状況設定問題】東京アカデミー平均点　183.5点（得点率73.4％）

※厚生労働省発表　合格基準
【必修問題】40点以上／50点（得点率80.0％）
【一般＋状況設定問題】155点以上／250点（得点率62.0％）

第108回看護師国家試験
【必修問題】東京アカデミー平均点　45.1点（得点率92.1％）
【一般＋状況設定問題】東京アカデミー平均点　187.2点（得点率74.9％）

※厚生労働省発表　合格基準
【必修問題】40点以上／49点（得点率81.6％）
【一般＋状況設定問題】155点以上／250点（得点率62.0％）

 
第107回看護師国家試験
【必修問題】東京アカデミー平均点　43.3点（得点率90.2％）
【一般＋状況設定問題】東京アカデミー平均点　187.1点（得点率75.7％）

※厚生労働省発表　合格基準
【必修問題】39点以上／48点（得点率81.3％）
【一般＋状況設定問題】154点以上／247点（得点率62.3％）

 
第106回看護師国家試験
【必修問題】東京アカデミー平均点　44.9点（得点率89.8％）
【一般＋状況設定問題】東京アカデミー平均点　172.5点（得点率69.5％）

※厚生労働省発表　合格基準
【必修問題】40点以上／50点（得点率80％）
【一般＋状況設定問題】142点以上／248点（得点率57.3％）

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2022.11.20追記

第112回試験を受験する皆さんへ✨
国家試験までの間に、どれだけ多くの問題に触れることができるかが勝負です。

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