東京アカデミー町田教室
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こんにちは。
東京アカデミー池袋校の教員採用試験担当です。
3月、4月、5月は毎月模擬試験があって、今年の合格を目指す人にとって重要な時期になってきましたね。
受講生と話をしていても、合格に向けた具体的な内容が増えてきました。
これからが勝負の時期。一緒に頑張りましょう!
今回は、「SDGsの目標 5[ジェンダー]と学校現場について思うこと」についてご説明します。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、貧困や飢餓、教育、不平等の解消などすべての国が取り組むべき課題を17の目標として示し、よりよい社会の実現を目指すものです。
子どもの権利と強く関連していることもあり、様々な教育委員会のホームページでSDGsを推進する内容の記事が書かれています。
大人だけでなく、子どもたちにも共通の認識を持って欲しいというのが教育委員会の願いなのでしょう。
私も小学生の頃、学校で戦争の悲惨さを伝える資料や映像を見る機会がありました。
子どもの頃は感受性が豊かなせいか、卒業してからウン十年経った今でも鮮明な記憶として残っています。
子どもたちがSDGsについて考える場を設けることは、よりよい社会の実現を目指すうえで非常に重要だと思います。
そこで、今回、SDGsが掲げる目標のうち、目標 5[ジェンダー]についてこういうことを学校現場で実行していったらいいのでは?と考えることをご説明します。
(1)ジェンダーレス制服の現状について生徒と議論する
近年、ジェンダーレス制服を導入する学校が増えてきています。男子はスラックス、女子はスカートといった固定観念を変えようという動きです。
私が小中学校生の時代は発想自体なかったように思いますが、今の生徒にとっては当たり前のことのように感じているかもしれません。
そこで、なぜジェンダーレス制服を導入しようということになったのか、議論することは、非常に有益だと考えます。
制服を男女別に分ける必要があるのか、無意識のうちに男女を分けて考える発想になっているのではないかなどを考えることは生徒の発想を広げることにつながります。
また、男女別の制服を着ることで苦痛を感じる人もいます。立場や考え方の違いからさまざまな苦しみを感じる人がいることを理解し、どのような対応をすれば皆が幸せになれるかを考えることで、人に対する思いやりの気持ちを持てたり、いじめをなくすことにつながると考えています。
(参考)
「NHK首都ナビ」の記事が参考になります。
(2)LGBT研修の動画を視聴したり、講演会を開催する
最近、YoutubeでLGBTの研修を高校で実施している動画を見ました。
実体験を通じた説明は非常に説得力があり、小中学生でも興味を持って聞ける内容だと思います。
人が感じる苦しみの理解につながるだけでなく、苦しみを乗り越えて前に進もうと努力する姿勢に胸を打たれましたし、また、幼い頃の苦労話にはいじめ問題解決のヒントがあるのではと感じました。
費用の問題がありますが、学校で講演会を実施したり、講演会の動画を視聴する機会をつくることができれば、生徒に良い影響を与えられるはずです。
以上、SDGs目標 5[ジェンダー]と学校現場について説明しました。
学校現場を通じて、よりよい社会の実現につながれば本当に素晴らしいことだと思います。
教員採用試験の対策もしっかりやりましょう。
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