東京アカデミー津田沼校
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こんにちは。
東京アカデミー横浜校 教員採用試験対策担当です。
シリーズ化しております、「SDGs目標達成のために教職員として出来ることは何ですか?」です。
皆さんが正規教員として児童・生徒に興味・関心を持ってもらうために、どのようなことをしますか?
今回は、目標12「つくる責任・つかう責任」、目標14「海の豊かさを守ろう」について取り上げてみたいと思います。
各自治体において、17の目標達成のために、取組方針を掲げています。
その中でも、神奈川県では独自に上記の目標12、14を意識して取り組んでもらうために、【かながわプラごみゼロ宣言~クジラからのメッセージ~】というものがあります。
2018年の夏、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜にシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、その赤ちゃんの胃の中は、大量のプラスチックごみであったそうです。
このことから、「クジラからのメッセージ」として、深刻化する海洋汚染の観点から、プラごみゼロを目指しています。
「かながわプラごみゼロ宣言」―クジラからのメッセージ― - 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)
日々の生活の中でありふれているプラごみ。
まずは、生徒に最近食べたおやつや最近購入したものについて聞いてみましょう。
お菓子や洋服、おもちゃなど、購入する際に何を使って持ち帰ったのかも聞いてみると良いかもしれません。エコバック?それともビニール袋?様々だと思います。
何を購入してもプラスチックは付いて回ります。
お菓子の袋、洋服のタグ、プラスチックはごく当たり前に使用されています。
そのごく当たり前に存在するプラスチックをゼロにすることなんて出来るのでしょうか?
きちんとリサイクルされるようにするには、どのようにすれば良いのかまでを考えることが出来れば目標達成になると思います。
また、違った視点で生徒と課外授業にて海のクリーン活動をしてみるのも良いでしょう。
海にはたくさんのごみが漂流して打ち上げられています。
日本のもの、遠い海外から流れてたどり着いたもの、様々ある中でそのごみの半数以上がプラスチックごみだと思われます。
そういったごみを魚が食べてしまったら…ごみが海にあふれることで、海洋汚染につながり、魚の暮らせる場所がなくなってしまったら…など、実際に見て体験してもらうのはいかがですか?
私たち人間の世界に空から大きなごみが降ってくると考えたら恐ろしいですよね。
リアルを考えてもらうというのも、これからを担う世代には必要なのかなと個人的には思います。
1,000円を持って好きなものを商店街に買いに行こう!といったものも楽しめそうですね。
買ってきたものにいくつプラスチックが使われているかを調べるのも面白いと思います。
考えてもらった後には、プラスチックごみを減らす方法も一緒に考えることが大切です。
ごみの分別や捨て方に加え、ポイ捨てをしない、町のみんなでごみ拾いをするといった課外活動もよいのではないでしょうか?
教職員として、今後の未来を担う児童・生徒に考える場を設けてリアルを知ってもらうこと、自身の生活を見直すきっかけにもなる、と私は考えます。
SDGsという言葉だけでなく、目標達成のために自分ができること、みんなができること、学校ができることを日々考えることで、活性化できるのではないでしょうか?
ぜひこの機会に、何ができるかを考えてみてはいかがですか?
国際連合広報センター
SDGs報告2021 | 国連広報センター (unic.or.jp)
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