東京アカデミー立川教室
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こんにちは。東京アカデミー立川校の教員採用試験対策担当です。
本日は、昨年の東京都教員採用試験に合格した立川校のチューター・鈴木さんに専門科目(小学校全科)の学習法についてお聞きしました。
小学校全科は科目数が多いので、効率的な学習が難しいかと思います。鈴木さんがどうやって合格まで学習していったのかご紹介します。
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今回は教員採用試験の一次試験科目 専門科目の対策についてお話したいと思います。
私の場合、専門教科は小学校全科だったので小学校全科を中心に話を進めていきたいと思います。
小学校全科受験の場合、なによりも大変なのが教科数が多いことです。
昨年度は国語15点、社会17点、算数22点、理科17点、音楽5点、図工3点、家庭3点、体育3点、英語9点、学習指導要領6点という点数配分になっていました。
主要の4教科で71点、その他の教科で29点となります。
そこで、小学校全科においては、まず、各教科がどれくらいできるのかということを先に把握しておくことがとても大事になると思います。
私の場合、
算数・国語は学習塾でのアルバイトの際に高校生まで指導していたことがあったのではあまり対策が必要ない。
反対に社会は小学校の頃からの苦手科目だったので、しっかりと対策が必要。
理科は覚えている部分と覚えていない部分での差が大きいので部分的に対策が必要。
などと自己分析し、なるべく効率よく学習を進めていきました。
さらに、各教科の中でも主要4教科に関しては教職教養と同様に、頻出分野、ほとんど出ない分野があるので過去問分析をして無駄なく学習を進めていくことで、あまり偏りなく点数がとれるようになっていったかと思います。
その他の教科については各教科の得点はあまり大きくはありませんが、ここで点数を取ることで4教科をだいぶ楽に解いていくことができると思います。
・音楽はここ数年共通歌唱教材の楽譜に関しての問題が多いと感じたため、重点的に学習。
・図工は道具の使い方、指導方法は教育実習中に授業見学をする中で学び、絵画、版画、彫刻などは図と名称などを照らし合わせられるようにする学習。
・家庭科は気付いた時に衣類についている洗濯マークを確認したり、食品のパッケージの裏側を見て含まれている栄養素を見たりとあまり解いて書くという形で学ばず、全く気にしていなかったことを日常生活の中で少し気にかけてみた。
・体育は元々水泳、球技など好きでやっていたので指導方法などはそこまで力を入れず、ルールを再確認するのと、保健分野の確認を中心に学習。
・英語は大学受験の時に使った単語帳や熟語帳をたまに読み、さらに英文法などを確認。
・学習指導要領は丸暗記せずに、各学年で異なっている点を確認し、教育実習中の指導案作成の時などに学習。
このような形で4教科以外の科目は学習を進めていきました。実際の試験でも4教科以外の問題がだいぶ楽に解けたので、数学や理科などに時間を割いて集中して考えることができました!
このように、自己分析→それぞれの科目について分析→学習→過去問を繰り返して、小学校全科の学習をしました。
教科数が多くて何からやっていいのか悩んでいる人や、時間が足りないなと感じている方は是非参考にしてみてください!!
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