東京アカデミー津田沼校
ブログ
こんにちは。東京アカデミー津田沼校の遠藤です♬
東京アカデミーの東京校では、国家試験対策の最初の一歩として、3/27(日)に『ゼロから始める国家試験対策講座【消化器】』を実施します✨✨
講義を担当する阿部孝子先生からメッセージが届きました(^^♪
看護師国家試験は、これまで看護の勉強を続けてきた皆さんが、実際に看護の仕事する力を持っているかを確かめるための試験です。
国家試験対策の基礎固めとして、「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」、いわゆる解剖生理学の勉強から始めましょう。
ゼロから始める国家試験対策では、一年生の時に授業のスピードが速すぎてついていけなかったという人のために、
各3時間で呼吸器、循環器、血液・免疫、消化器、脳・神経の各領域を基礎から復習していきます。
例えば、私が担当する消化器では消化・代謝を取り扱います。
第111回国家試験 午後<26>に以下の出題がありました。
生体内でタンパク質が分解され、アミノ酸の代謝が進んで生じたアンモニアは肝臓で( )に変換される。
( )に入るのはどれか。
1,尿酸
2,尿素
3,亜硝酸
4,一酸化窒素
肉や魚や大豆などを食べて摂取したタンパク質は分子量が大きいので、このままでは体の中に取り入れることができません。
胃のペプシン、膵臓のトリプシン、小腸のペプチダーゼなどの蛋白質分解酵素で分解されて、分子量の小さなアミノ酸になって初めて小腸から吸収されます。
その時に副産物として、有毒なアンモニアが発生してしまいます。
解毒のために門脈を通して肝臓に運び、オルニチン回路(尿素回路)でアンモニアから変換される物質が「尿素」です。
オルニチン回路の別名が「尿素回路」だと分かればオーケーです。
尿酸は核酸の代謝産物です。
デオキシリボ核酸(DNA)・リボ核酸(RNA)の構成要素であるプリン体が分解されると尿酸が生成されます。
尿酸は核酸と「酸」つながりと覚えると分かりやすくなります。
亜硝酸は選択肢の一つとして出ただけで、国家試験合格のために覚えなければいけないものではありません。
弱酸性の物質で自然界に多く存在し、日本では食品衛生法に基づいて加工肉の発色、またチーズや清酒などへの食品添加物として使用されています。
一酸化炭素は、酸素が不足した状態でガスが不完全燃焼を起こした際に発生し、酸素に比べて約200倍ヘモグロビンと結合しやすいため、
一酸化炭素中毒の原因となります。
今まで皆さんが学んできた看護知識は膨大な量に及びます。
これを全部、一から復習すると考えただけで気が遠くなるという人もいるでしょう。
丸暗記ではなく「どのように人間は生きているのか」を考えながら、一緒に勉強し直してみませんか?
阿部孝子
いかがでしたか?✨
知識が曖昧なところがある、わからないとことがあると同感された方!
ぜひ受講をご検討ください(*’▽’)☆
受講料は3,000円(税込)です。
詳細はこちらのページをご覧ください✨