東京アカデミー難波教室
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みなさん,こんにちは。公務員試験の予備校,東京アカデミーです。
先週のブログでは,「春休みからの勉強方法」について,取り上げましたが今週からは再び科目ごとの傾向と対策になります。今回取り上げるのは「物理」。基礎的な内容からの出題が中心となりますので,苦手意識のある方も捨て科目にせずに取り組んでいきましょう。
さて、公務員試験においての物理ですが,全体的に,難度はあまり高くなく,物理の基本的な法則を知っていれば解ける問題がほとんどといえます。まずは等加速度直線運動,自由落下運動,鉛直投げ上げ運動の公式を覚え,自由に使いこなせるようにしましょう。また,熱量保存の法則や電流回路に関しても,多くの問題に取り組みましょう。音波・光波については文章問題が多いので,その性質を整理して正確に覚えておく必要があります。物理の問題といえば計算問題というイメージが強いですが,ストレートな計算問題は意外と少なく,条件を変えて,大小関係を問うものが多いです。ただ単に公式を暗記しただけでは問題は解けないので,問われていることが何かをしっかりとつかんでどの公式を使えばよいかを判断できるようにしましょう。基本問題を繰り返し学習し,きちんと基礎を固めていくことが有効であるため,まずは中学校の理科の教科書から始めましょう。
それでは,過去問にチャレンジしてみましょう!
音に関する記述として,最も妥当なのはどれか。
1 空気を伝わる音波は,媒質の疎密が連なって進行する縦波である。
2 音の高さの違いは,音波の振幅の違いによる。
3 空気中を伝わる音の速さは,温度が低いほど大きくなる。
4 弦を伝わる波の速さは,弦の単位長さあたりの質量が大きいほど大きくなる。
5 閉管で気柱からでる音は,基本振動の偶数倍の振動数で大きな音になる。
(2019 年 東京消防庁Ⅲ類)
解答 1
<解説>
1 正しい。音波は縦波(疎密波)で、固体・液体・気体のいずれかの中でも伝わるが、真空中は媒質がないので伝わらない。光などの電磁波は横波で、真空中でも伝わる。
2 誤り。音の高さの違いは、音波の振動数による。音波の振幅は、音の強弱に関係する。
3 誤り。空気中を伝わる音の速さは、温度が高いほど大きくなる。
4 誤り。弦を伝わる波の速さは、弦の単位長さ当たりの質量(綿密度)が小さいほど大きくなる。
5 誤り。閉管で気柱から出る音は、基本振動の奇数倍で大きくなる。
今回も高卒公務員BLOGをご覧いただき,ありがとうございました。
次回は3/19更新「化学の傾向と対策」となります。お楽しみに!
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