東京アカデミー横浜校
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー国家試験対策担当の片貝です。
さて、本日は先月行われた第111回看護師国家試験と第110回看護師国家試験の出題について比較してみたいと思います。
第111回試験でポイントなるところは以下になります。
①五肢択二問題が減った 第110回試験:15問 → 第111回試験:7問
五肢択二問題は選択肢の組み合わせが10通り、つまり、正解する確率は10%です。
まぐれ当たりはないシビアな出題方法です。
この出題数が半分以下に減ったことは受験生には嬉しいことでしたね。
ただ、五肢択二はしっかりとした理解力を問う出題方法のため、今後もこの流れが続くとは考え難いのではないでしょうか。
②イラストや図表の問題が増えた 第110回試験:4問 → 第111回試験:10問
大腿骨や脳の外側面のイラストなど、視覚問題が増えました。
保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書(令和3年3月31日)でも「引き続き、視覚素材を活用して出題することが望ましい」と提言されています。
今後も視覚教材問題は要チェックですね。
③文章量が増えた
状況設定問題では第110回試験と比較して単語数が1,129語も増えています。
文章量が増え読解能力も必要な試験だったということがこの数字から分かりますね。
これからの国家試験は「文章の読解力」が大きなカギになります。
普段から「意識的に文章を読む」ことで読解力を養うようにしておきましょう。
国家試験対策は情報戦でもあります。
さらにしっかりと対策していきましょう。