東京アカデミー立川教室
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こんにちは!
東京アカデミー池袋校の教員採用試験対策担当です。
皆さんご存知の通り、SDGs は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
本日は、17のゴールのうち〈12: つくる責任つかう責任〉について、教職員としてどんな取り組みができるのかを考えてみようと思います。
持続的開発を阻む要因の一つには、食品廃棄や有価物の投棄など資源の浪費が挙げられます。
資源の浪費の例として、日本の学校の給食でも、児童や生徒1人あたり、1年間に約7.1kgの食べ残しがあるようです。出典:学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査結果について(環境省/平成27年4月28日)https://www.env.go.jp/press/100941.html
まず、資源の浪費のうち「食品ロス」をなくすために、学校給食が出来上がる過程を児童・生徒と一緒に確認してみてはどうでしょうか?
食べ残しだけでなく、調理の際にむいた皮なども捨てる食品となります。
『買ったものは賢く使い切る』など食べきる工夫を調理師さんや栄養教諭と一緒に考えてみるのも良いと思います。
もちろん『買いすぎを控える』が大事ですが、余った未開封食品を必要な人に届ける「フードドライブ」という活動も行われていますので、活動の内容を児童・生徒へ紹介できると良いですね。
「食品ロス」への取組みは、〈12: つくる責任つかう責任〉だけでなく、〈2: 飢餓をゼロに-1〉への活動にも繋がります。
また、資源の浪費をなくすためにICTツールの活用も効果的です。
ICTツールの利用は既に多くの学校で導入されていますが、17のゴールのうち〈4: 質の高い教育をみんなに〉以外にも、ペーパーレスにも大いに期待できます。これまで“紙”で行ったきた課題や連絡などは、専用のアプリケーション内で提出・返却、配信することができますので、紙の削減につながります。
さらに、学校にあるものを環境に優しい素材へ代用することができるかなどを児童・生徒と一緒に考えてみてはどうでしょうか?
机や椅子などの学校備品をリユース・リサイクル方法やレーヨン・キュプラなど「再生繊維」と呼ばれる生地などを備品に利用することができないかなど一緒に考えてみると良いでしょう。
これらの活動も〈15.陸の豊かさも守ろう-1、2〉に繋がっていきます。このようにSDGsのターゲットには相互に関連し、同時解決を目指すことができるものが多いようです。
身の回りにある事柄から「3R+Renewable(リニューアブル)」を考えるきっかけを提供し、持続可能な社会の担い手を育成していってください。
その他にもエコスクールの事例集なども文部科学省で紹介されています。
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_sisetuki-000005425-04.pdf
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