東京アカデミー神戸校
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RCEP(アールセップ)とは、「Regional Comprehensive Economic Partnership」の略称で、直訳すると「地域的な包括的経済連携」となり、関税の撤廃や引き下げなどを通じて、自由に貿易できる経済圏を作り、それぞれの国の人たちがより豊かになることを目指す取り組みです。
参加国は、ASEANに加盟しているブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムとASEANのFTAパートナー国の日本、オーストラリア、中国、ニュージーランド、韓国の15ヵ国です。
<輸出>
自動車部品や家電、鉄鋼製品などの工業製品の輸出において91.5%の品目に対し関税が撤廃されます。
また中国へのホタテ貝、インドネシアへの牛肉、中国と韓国への日本酒・焼酎は段階的に撤廃されます。
<輸入>
米や牛肉・豚肉、乳製品などの重要5項目に対して、関税の削減や撤廃の対象から外されています
安い製品が日本に多く入ってくると、国内の生産者や奇病は価格競争に巻き込まれる可能性があります。