東京アカデミー金沢校
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だいぶ春らしくなってきましたが、まだまだ朝晩は寒い、寒い。まだまだ暖房器具は手放せませんね。
さぁもうすぐ4月、看護大学編入学試験シーズンまであと5ヵ月ほどとなってきました(試験は学校によよってバラバラなので、5ヵ月と言及するのはおおざっぱすぎましたね・・・)。
さて、今日は実際の看護大学編入学試験ではどんな問題が出題されているか、ご紹介させていただきたいと思います。
第1弾は、編入看護学編です。
令和4年度の富山大学医学部看護学科の編入学試験では以下のような出題がありました。
問1 次の文章を読み、⑴、⑵、⑶、⑷に答えなさい。
Aさん、78歳、男性。気管支鏡検査など診断のための検査を受け、右下葉の肺癌(T3N2Mo)と診断され、抗がん化学療法(シスプラチン+エトポシド)1クール4日間を4クール行うことになった。Aさんは20歳の頃から毎日30本の煙草を吸っていたが、76歳のときに禁煙した。
⑴気管支鏡検査で起こり得る主な合併症を答えなさい。
⑵AさんのTMN分類で、どのような状態が考えられるか。適切な番号を〇で囲みなさい。
1. 肺以外の臓器への多発遠隔転移あり
2. リンパ節転移あり
3. 同側縦隔リンパ節転移あり
4. 主気管支浸潤、臓側胸膜浸潤あり
⑶Aさんのブリンクマン指数を答えなさい。
⑷抗がん化学療法開始から3日後に、生じる可能性が高い副作用と必要な看護を答えなさい。
どうでしょうか?
看護師国試の出題に比べて、記述や論述が多いのが分かると思います。
看護大学編入学試験においては、概ね看護師国試よりもハイレベルな出題が多く、解答方法も空欄補充やや記述・論述問題が増えますので、専門科目別に記述・論述問題に対応できるレベルまで知識とアセスメント力・思考力を高めておく必要があります。
「看護学は国試で勉強しているから大丈夫!」と高を括らず、看護大学編入学試験に向けた、よりハイレベルで専門的な勉強を心掛ける必要があります。
東京アカデミー金沢校では、4月から看護大学編入講座4月生を開講しますので、是非一緒に勉強して合格を掴み取りましょう。
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