東京アカデミー東京校
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こんにちは。
教員採用試験の予備校 東京アカデミー東京校の教員採用担当です。
12月に入りましたね。2020年まで残りわずかとなりました。
対策は順調に進んでいますか?
さて、本日は養護教諭の専門試験対策についてのご案内です。
養護教諭は、採用人数が少ないため、各教科と比較すると倍率が高く困難な試験といえます。
【2019年夏実施試験 主な自治体の倍率】
● 埼玉県6.9倍 ● 千葉県・千葉市7.8倍
● 東京都8.5倍 ● 神奈川県11.2倍
また、1次試験で多くの受験者が落とされてしまうため、1次試験の対策が重要となります。
【2019年夏実施試験 主な自治体の試験ごとの合格者数】
<埼玉県> 1次試験:324名中91名、2次試験:91名中47名
<千葉県・千葉市> 1次試験:318名中116名、2次試験:116名中41名
<東京都> 1次試験:744名中159名、2次試験:159名中88名
<神奈川県> 1次試験:236名中56名、2次試験:56名中21名
上記数値を見て、1次試験の対策をしっかりとやらなければいけないと思う方も多いのではないでしょうか。
関東の自治体では1次試験で必ず専門試験が課されます。
出題範囲としては、学校保健・学校安全の定義・構造・計画や保険教育等の専門的分野、学習指導要領、保健室経営計画、学校保健安全法・施行令・施行規則など広範囲に及びます。
実際の試験ではどのような出題がされているのでしょうか?
東京都では下記のような問題が出題されています。
【2019年7月実施 東京都教員採用試験の問題】
学校保健に関する記述として、法令に照らして適切なものは、次の1~4のうちのどれか。
1 校長は、よく学年の初めから小学校に就学させるべき者で、その学校に就学を希望する者について、就学時健康診断を行わなければならない。
2 学校医は、学校の環境衛生の維持及び改善に関し、学校薬剤師と協力して、必要な指導、助言及び設置を行うものとする。
3 学校薬剤師は、学校において使用する医薬品、毒物、劇物について、必要に応じ試験、検査又は鑑定、廃棄を行うものとする。
4 学校においては、定期健康診断を行ったときは、21日以内にその結果を、当該児童・生徒及びその保護者に通知するとともに、適切な設置を取らなければならない。
【解答:4】
上記問題については、学校現場において児童生徒の健康維持だけでなく学校全体の環境を専門的な立場から実態を的確に把握し管理するという養護教諭の役割から考えるとしっかりと把握しておきたいところです。
こうした専門試験の内容を踏まえると、採用側はしっかりと専門知識を備え、知識を活用し適切な対応を行うことができる人材を求めていることがわかりますね。
東京アカデミーでは、2020年1月11日(土)から東京校にて通学での対策講座《自治体共通 養護教諭》を開講します。
この講座では、東京都を中心に全国での各分野必須内容と学習指導要領について狙われやすいポイントを講義で取り扱い、効率よく学習していきます。
実施日時は2020年1月11日(土)~4月4日(土)、時間は16:00~18:00、18:10~20:10です。
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