東京アカデミー東京校
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こんにちは。東京アカデミーの福田です。
昨日3月29日(火)15:00~17:00に開催された「生徒指導提要の改訂に関する協力者会議(第7回)」の配付資料『生徒指導提要・改訂試案』が、文部科学省のホームページで公開されています。
確定版は今年の夏頃に公開される予定ですが、もうここから大きな変更はないと思います。
『生徒指導提要』は、教育現場で活用すべきバイブルであるというだけでなく、教員採用試験対策においてもバイブルです。
まだ試案ですので、今年の教職教養筆記試験における出題の可能性は低いと思います。
しかし、先取りして参考にしておくことで、論文・面接・場面指導・討論等において、現状と今後の課題により即した答案・回答・意見を述べるための大きな力となるでしょう。
私もまだ読み込んではいないのですが、目次には、児童の権利、チーム学校、ICTの活用、ヤングケアラーといった今日的キーワードもあります。
また、現行の「Ⅱ 個別の課題を抱える児童生徒への指導」が「第Ⅱ部 個別の課題に対する生徒指導」として、大幅に加筆されている点にも注目です。
いじめ、暴力行為、少年非行、児童虐待、自殺、中途退学、不登校、インターネット・携帯電話にかかわる問題、性に関する問題など、現行では「節」扱いだった個別の課題が試案では「章」になり、「多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導」という章もできました。
余談ですが、東京都でも過去に何度か出題されたグループエンカウンター、ソーシャル・スキルトレーニング、アサーショントレーニングなど教育相談における手法をまとめた表は、言葉と共に無くなったようですね。
試案については、以下のリンク先をご覧ください。
文部科学省:生徒指導提要の改訂に関する協力者会議(第7回)配付資料