東京アカデミー横浜校
ブログ
4月に差し掛かり、受験が身近に近づいて来て焦りを覚える学生は多いのではないでしょうか。実際に私も焦りを覚えていた学生の一人です。今回は直前期に私がどのように過ごしていたかをお伝えしていきたいと思います。少しでも皆様のお役に立てれば光栄です。
まず私が一番に気を付けていたことは睡眠時間です。受験が直前に差し掛かり、焦る気持ちから睡眠時間を削って勉強する人が多いように感じます。私が睡眠を重視する理由は3つあります。
1勉強効率を高める
睡眠時間を削って勉強をすると集中力が続きにくくなり、勉強効率が格段に下がってしまいます。夜に睡眠時間を削って眠い中勉強するよりも、早く寝て睡眠時間を十分にとった状態で勉強をする方が遥に効率が良いです。
2記憶を定着させる
記憶は寝ている間に短期記憶から長期記憶に移ると言われています。公務員試験は科目数も出題範囲も非常に広いため、短期記憶で試験に挑むのはとても困難です。寝ている間も勉強だと思い十分な睡眠をとりましょう。私は、日中勉強した内容を夜寝る前に復習、朝起きてもう一度復習を繰り返すことで記憶の定着を図っていました。是非試してみて下さい。
3心身を整える
受験生が一番大事にしなくてはならないのは健康です。健康をそこねてしまうとそれだけで大幅なタイムロスになってしまいます。いくら頑張って勉強を続けていても試験の本番に体調を崩してしまっては本末転倒です。睡眠不足の状態が続くと免疫力が低下し、風邪や病気にかかるリスクも向上します。また、睡眠不足は身体だけでなく心(メンタル)にも影響を及ぼすと言われています。しっかりと睡眠をとり、心身ともに万全な状態で試験に臨みましょう。
4月に入ってからは、DATA問を解く以外にも模試や受ける自治体の過去問を使ったより実践的な勉強が求められると思います。実際に時間配分を意識し、問題を解くことで、本番に近い形で学習ができ、実力の向上が期待できます。はじめから時間配分を完璧にこなせる人はいません。本番になって時間配分で焦ることのないように今のうちに練習しておきましょう。
問題を解くにあたって、各科目先生方に解答時間の目安は伝えられているとは思いますが、あまり目安の時間にこだわらなくても大丈夫です。実際に私も英文を1問2分半で解くことができなかったので、その分知識問題や資料解釈の解答時間を圧縮することで対応していました。英文や現代文に時間がかかる人や数的処理に時間がかかる人など人さまざまだと思います。ストップウォッチで時間を計りながら確認し、自分なりの時間配分を手に入れてみて下さい。また、過去問や模試は一度解いたら終わりにするのではなく、間違えた問題を完璧に解けるようになるまで何度も繰り返し解きなおしましょう。問題の解きなおしは実力を向上させるためにも必ず行いましょう。
試験まで時間が無くなると筆記試験の対策に忙しくなり、論文の提出や人物試験の対策がどうしても疎かになってしまいます。4月は論文の提出や人物対策に時間を割ける最後のチャンスです。筆記試験が不安になる気持ちも分かりますが、論文や人物対策も非常に大切なので対策を怠らないようにしましょう。特に論文は書かなくても本番何とかなるや人物対策は一次試験が終わってからやればいいと思っている受験生は多いですが、対策せずに何とかなるほど公務員試験は甘くないので、何度も言いますが早めの対策を心がけてください。
人物対策については、志望動機や学生時代に力を入れたこと、自分の長所や短所を把握したうえで、その力を自治体にどのように活かすことができるかなどを中心に考えをまとめておきましょう。自治体によっては面接の前にエントリシートを送付する所もあるため、焦ることのないように今のうちから準備しておきましょう。ある程度考えがまとまったら実際に形にしてみて、公務員担当の方や大学のキャリアセンターに添削してもらうことでより完成度の高いエントリシートに仕上がると思います。
論文についてはひたすら書いて添削してもらうことを繰り返すことが上達の近道だと思います。また、論文を書くことで情勢把握と時事問題の対策になりますし、自治体研究にもつながっていきます。論文は一長一短で上達するものではないので、コツコツと続けて書きましょう。
直前期は普段よりも勉強に力を入れていかなければならない反面、モチベーションが下がってしまう時期でもあります。実際に私も3月から4月にかけてモチベーションを維持することにとても苦労しました。どうしてもモチベーションが上がらない時は思い切って休息をとることも重要です。やる気がない状態で勉強を行っていてもあまり身に付きませんし、無理に勉強をすることでストレスをため、最悪の場合体調を崩してしまうかもしれません。切羽詰まった状態で勉強をするよりも万全な状態でラストスパートをかけましょう。
以上が直前期に私が行っていた過ごし方です。直前期の過ごし方は人それぞれだと思うので、私の過ごし方は参考程度に、是非自分なりの過ごし方を見つけてみて下さい。皆様が健康で、そして晴れて試験に合格されることを切に願っております。拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。