東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。いつもブログを見ていただいてありがとうございます。
3/26のブログで「さぬきの授業基礎・基本〜子どもに学びのときめきを〜」について紹介いたしましたが、閲覧件数が想像以上に多く、多くの方が注目している内容だと実感しました。そこで、「さぬきの授業基礎・基本〜子どもに学びのときめきを〜」の内容について特に模擬授業で重要であると思われる部分をセレクトし、紹介していくことにしました。香川県教員採用試験合格を目指す方はもちろんですが、模擬授業の試験を課す他の自治体を受験する際にも役に立つよう、ポイントをまとめていきたいと思います。
模擬授業は面接試験の一つとして課せられますので、その評価は、①絶対評価と②相対評価に分かれます。①絶対評価については
などが該当します。また、②相対評価については
などが該当します。
その中でも今回注目したのは、「児童生徒の言動に柔軟に対応」の評価についてです。といいますのも、香川県では児童生徒役を置かずに、基本的に一人芝居の形式で模擬授業を行います。すると、何も対策をしなければ「児童生徒の言動に柔軟に対応」の評価項目を満たすことができません。試験開始の20分前に模擬授業のテーマが与えられた際、知識の説明だけを準備したのでは高評価が得られないということです。児童生徒との対話をよりリアルに表現し、一問一答にならず、個別に行う質問から全員への問いかけに発展したり、そしてまた個別の質問に戻したりと、『対話的な学び』に繋げていくことが重要です。
「学習を深めるよい発問」について「さぬきの授業基礎・基本〜子どもに学びのときめきを〜」では次のようにまとめています。
【学習を深めるよい発問とは?】
〇 簡潔、明瞭である
・ 何を考えればよいかが全員に分かる。
・ 学習目標に結びついている。
〇 広がり、深まり、方向付けがある
・ 想像、対比、批判を促したり、新しい考えを引き出したりする。
・ 意図的に相互の意見を対比させて、多様な考え方を引き出す。
・ 子どもに発問させ、それを学級全体で解決していく。
〇 具体的かつ的確である
・ どう考えればよいのかが全員に分かる。
・ 絵や写真、図表などを提示しながら発問する。
・ 子どもの実態に合わせる。
例え一人芝居の模擬授業であっても、上記のような発問のポイントを押さえて、児童生徒と効果的な応答ができるようしっかりと対策していきましょう。