東京アカデミー東京校
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こんにちは。公務員試験対策の予備校、東京アカデミーの福田です。
毎週木曜日更新の大卒程度公務員対策に役立つ関東エリア統一ブログ、本日は教養試験の経済の傾向と対策です。
教養経済の出題内容は、経済理論と経済事情の2分野に大別され、基本的に経済事情が出題の中心です。
・経済理論(ミクロ経済学・マクロ経済学・国際経済学)の出題頻度は低い。
・経済事情は、財政、日本経済・国際経済の歴史と現状、経営用語など、幅広い内容が問われる。
・経済事情と経済理論を絡めた出題もある。
・経済理論では、経済政策の根拠ともなるマクロ経済学が重要。
・当然ながら、難易度は専門試験の経済学よりずっと易しい。
〔国家一般職〕
本試験問題は公表されていますので、実際にご覧になることをオススメします。
・ほぼ経済事情からで2問の出題。
・財政の仕組み、財政事情、経済事情とも絡めて出題される。
〔地方上級〕
本試験問題は、東京都や特別区を除き非公表ですが、当社では受験生にご協力いただき、出題内容を把握したり、問題の再現・復元したりすることに努めております(あくまで復元ですので、実際とは異なる場合もございます)。
・3~4問の出題。経済理論も国家や特別区に比べると問われる。
・ミクロ経済学では、比較的新しい経済用語も出題される。
・経済事情と経済政策・マクロ経済学が総合的に出題されることもある。
・過去5年の経済事情は、日本 ⇒ 国際 ⇒ 日本 ⇒ 国際 ⇒日本と各1問。今年は国際経済事情が出題か?ちなみに、2016年は国際経済事情1問。その前3年間は、日本経済事情各1問、さらに前年は日本経済事情2問+国際経済事情1問の計3問出題。
・あえて、2022年度経済理論の出題を予想するなら(非常に難しいですが)、ミクロ経済学では「需要と供給」「効用と無差別曲線」、マクロ経済学では「物価水準に関する諸問題」、国際経済学では「国際経済協力」。
〔特別区〕
本試験問題は公表されていますので、実際にご覧になることをオススメします。
・経済事情からの1問の出題。
・過去5年間では、「我が国の消費者問題」が2回出題。
・過去5年間では、日本 ⇒ 国際 ⇒ 日 本⇒ 国際 ⇒ 日本で、今年は国際経済事情が出題か?
経済理論は前述の通り出題数が少なく、出題の偏りもほとんどありませんので、頻出単元に絞った学習はできません。
しかし、経済事情を学習する際の基礎知識として、経済理論の学習は必要であり、捨てることは望ましくありません。
経済事情は範囲が広く、時事的な出題もあり、最近は総合問題も多いので、日頃から経済ニュースもチェックしておきましょう。
なお、日本経済事情とは言っても、実際のところ、国際経済事情との関連や比較は学習が必要ですし、その逆もまたしかりです。
さらに、ニュースだけでなく、当社の受講生限定教材の『時事蔵』『白書・時事資料集』のような、時事対策テキスト、白書対策テキストも活用しましょう!
東京アカデミーオリジナル教材のご紹介
なお、専門試験の経済学や財政学を学習される方は、そちらでも学習することになります(レベルは上がります)。
それでは、また次回!