東京アカデミー大宮校
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こんにちは。公務員試験対策の予備校=東京アカデミーの公務員試験科担当です。
今回は、教養試験で出題される文章理解(英文)の傾向と対策についてお伝えいたします。国家一般職や地方初級の試験において、英文の文章読解は毎年2~4問程度、出題されており、問題は大きく分けて以下3つのパターンがあります。
趣旨把握・内容合致
⇒その文章において筆者が「何を言おうとしているのか」を読みとる問題
空欄補充
⇒文章中に抜けている語句や文を挿入する問題
文章整序
⇒一連の文章をばらばらに切り離して並べたものを、筋道が通るように配列する問題
これら3つのパターンのうち、趣旨把握・内容合致の出題が圧倒的に多いですが、実施年度や自治体によっては、空欄補充や文章整序も出題されます。どの出題パターンにおいても、英文をすべて完璧な日本語に訳しながら解く必要は全くありません。英語の語順そのままにフレーズやセンテンス単位で内容を把握し、効率よく解き進めることが大切です。
①私のうちに来てください
②食事を楽しんで
③私の妻の手料理を
⇒これでも内容の大枠は読みとれます。
日本語として正しく訳すためには、一度読んだ後にもう一度、文章を行ったり来たりしなければなりません。
公務員試験では、「訳読ではなく速読」を心がけましょう。
また、趣旨把握・内容合致においては、問題文を読む前に、選択肢に目を通しておくことをお勧めします。選択肢から読むことで、内容を大まかに把握することができ、スムーズに問題文を読み進めることができます。多くの問題において、選択肢1~5は問題文の内容順に並べられていることが多いため、問題文を読みながら、上から順に誤った選択肢を切っていくのも効率的です。
公務員試験は時間との勝負ですので、いかに効率よく問題を解き進められるかがポイントです。単語・イディオム・構文・文法などの基本的な知識は、高校までの知識で十分ですので、現役高校生の方は、まずは高校の授業内容をしっかりと勉強することが、合格への近道です。
すきま時間を活用して構文や単語を覚えたり、1日1問文章理解の問題にチャレンジしたりして、1日の中で英語に触れる機会を増やしていきましょう。
次回は「社会科学(政治)の傾向と対策」についてお伝えします。