東京アカデミー京都校
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みなさん,こんにちは。公務員試験の予備校,東京アカデミーです。
前回のブログでは「生物」の傾向と対策をしましたが今回は,「地学」の傾向と対策を取り上げます。自然科学の範囲は最後になりますので,しっかりと対策していきましょう。
「地学」は,出題分野が限られており,地震や天気など日常生活に関連した分野からの出題が多くなっています。地球の内部構造・地震,火山については,近年各地で大きな自然災害が起こっていることもあり,今後も出題が予想されるでしょう。地震波のP波とS波の違い,震度とマグニチュードの定義については頻出ですので,必ず覚えておきましょう。太陽系と惑星については,太陽系の惑星の特徴,衝,合などの惑星と地球と太陽の位置関係について学習しておくとよいでしょう。
学習方法としては,中学理科のレベルから内容を確認していき,基礎をしっかり固めていきましょう。
それでは,過去問を確認していきましょう。
我が国の気象に関する記述A〜Dのうち,妥当なもののみを挙げているのはどれか。
A:冬は,冷たく湿ったシベリア高気圧が発達する。等圧線が東西に並ぶ南高北低の気圧配置になることがあり,日本海側で豪雪となることがある。
B:春は,移動性高気圧と熱帯低気圧が交互に通過していく。春一番と呼ばれる穏やかな風が吹くことが多い一方,晴天は長く続かず,雨や曇りが多い。
C:夏は,太平洋高気圧が勢力を増すことによって梅雨前線が北に移動する。太平洋高気圧に覆われると,よく晴れて日射も強いが,夕立が発生することもある。
D:秋は,大陸からの冷涼な高気圧が南下すると,秋雨前線が形成される。秋雨前線があるときに台風が接近すると,大雨になることがある。
(2019年 海上保安学校)
1 A,B
2 A,C
3 A,D
4 B,C
5 C,D
正答 5
A 誤り。シベリア気圧は、冷たく乾燥している。また、冬には、等圧線が南北に並ぶ西高東低の気圧配置になることで北西季節風が吹き、日本海側に豪雪をもたらす。
B 誤り。春は、移動性高気圧と温帯低気圧が交互に西から東に通過していくので、日本付近では3~5日程度で周期的に天気が変化するようになる。春一番とは、立春以降の最初に吹く、暖かくて強い南風のことである。
C 正しい。夏は南高北低の気圧配置になり、太平洋気圧に覆われると、よく晴れて日射も強いが、南からの暖かい湿った空気が流れ込むので、上昇気流が発生して積乱雲が発達しやすく、夕立や雷が発生することもある。
D 正しい。停滞前線ある秋雨前線があるときに、台風が接近すると、台風を取り巻く湿った空気が流れ込んで秋雨前線を活発にし、大雨になることがある。
次回は4/23更新です。過去問にチャレンジ②ということで,「判断推理・空間把握」の過去問をピックアップします。次回もお楽しみに!
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