東京アカデミー岡山校
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みなさんこんにちは。教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー岡山校です。
教育の情報化(GIGAスクール構想・ICTの利活用)について、演習(予想)問題を作成してみました!
ぜひ取り組んでみてください。
次の文章は、教育の情報化に関する記述である。適切でないものを①~⑤から選び、番号で答えなさい。
①現行の学習指導要領においては、「情報活用能力」は学習の基盤となる資質・能力と位置づけられている。
②情報活用能力を育成することは、予測困難な現代社会において、情報を主体的に捉えながら、何が重要かを主体的に考え、見いだした情報を活用しながら他者と協働し、新たな価値の創造に挑んでいくために重要である。
③情報活用能力の3観点は「情報活用の実践力」「情報の化学的な理解」「情報社会に参画する態度」である。
④情報モラル教育は、児童生徒に危険をうまく避ける知識を与える一方で、インターネットの危険性を過度に強調し、児童生徒のデジタル機器の使用を妨げる恐れがある。
⑤PISA2018の調査結果では、日本は学校の授業(国語、数学、理科)におけるデジタル機器の利用時間が短く、OECD加盟国中最下位であった。
クリックで反転させると正答が見えます⇒「 ④ 」
「情報活用能力」は現行の学習指導要領において、学習の基盤となる資質・能力と位置づけられています。
これは、学習活動において必要に応じてコンピュータ等の情報手段を適切に用いて情報を「収集」「整理・比較」「発信・伝達」「保存・共有」といったことができる力であり,さらに,基本的な操作の習得や,プログラミング的思考,情報モラル等に関する資質・能力等も含むものです。
これらの力を育成することは、予測困難な現代社会において、情報を主体的に捉えながら、何が重要かを主体的に考え、見いだした情報を活用しながら他者と協働し、新たな価値の創造に挑んでいくために重要であるとされています。
また、情報モラル教育には、危険をうまく避ける知識を与えるとともに、情報社会の特性の理解を進め、児童生徒が自分自身で的確に判断する力を育成することが求められています。
また、PISA2018の調査結果では、下記のような調査結果が発表されています。
・学校でのデジタル機器の活用⇒加盟国中最下位
・学校外でのデジタル機器の活用
⇒学習に関しての活用…OECD平均以下
⇒宿題で活用している…3%
学習におけるインターネットの活用…6%
学習外に関しての活用…OECD平均以上
⇒チャット…87.4%
ゲーム…47.7%
この調査結果を受けて、学校のICT環境整備の加速化に向けた取り組みを推進することが重要であることが文科省の施策として示されました。
翌年、2019年12月にはGIGAスクール構想について文部科学大臣からメッセージが発表されました。
同時に、「教育の情報化に関する手引」も公表されています。
これは、現行の学習指導要領の下で教育の情報化が一層進展するよう、学校・教育委員会が実際に取組を行う際に参考となる「手引」として作成されたものです。
2021年には、GIGAスクール構想を踏まえた追記がなされています。
2020年12月版を既にチェック済の方も、令和2年6月の追補版を再度確認してみましょう。
それではまた。