東京アカデミー京都校
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こんにちは
東京アカデミー京都校です。
前回では、生徒指導提要の試案について変更点をお伝えしました(該当ブログはコチラから)
今回はその試案について実際どのように変更する予定かを今回は「いじめ」の部分について触れていきます。
試案のPDFデータはこちらから
内容としては以下の通りです。
中項目に(1)いじめをとらえる視点 、(2)いじめの構造、(3)いじめる心理
中項目に(1)いじめの早期発見と早期対応、(2)組織的対応の進め方 、(3)いじめ対策としての開発的・予防的生徒指導の充実
とあります。早期発見と早期対応として、日頃から丁寧に児童生徒理解を進めることが大事だと書かれています。
現生徒指導提要は2010年3月施行に施行され、2011年のいじめ事件を契機に2013年に「いじめ防止対策推進法」が制定されました。
中項目として
4.1 「いじめ防止対策推進法」等、4.2 いじめ防止等対策組織と計画、4.3 未然防止・早期発見・対応 、4.4 関係機関等との連携体制
の4種類
各項目に小項目で2~3の項目があります。現生徒指導提要と比べてページ数が多くなっています。
学校・家庭・関係機関等との連携も記載があり、いじめに気付くネットワークを広げることが重要だと記載されています。
ポイントとしては、このような追加などの変更点も抑えておくことはもちろんですが、理解を進める上で、今までの流れも理解することで、今回の試案についても「この答申とつながっているんだ」など理解が深まります。
例えば、試案にある「学校・家庭・関係機関などの連携」についても、生徒指導提要の試案から出てきた考え方ではなく、2015年12月21日に発表されている「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(答申)」の考え方が取り入れられています。
このように一つ一つみていくだけではなく、断片的な知識を横断的に組み立てることが重要です。