東京アカデミー京都校
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私は準拠テキスト(参考書)にほとんど目を通すことなく、
問題集をひたすら回していました。
気付けば「問題集の問題ができる=実力が付いた!」という勘違いに陥ってしまっていました。
今思えば当たり前ですよね(笑)。同じテキストを何回も解いていたら解けるのが当然です。
恥ずかしながら、私はその間違えに気付くのにずいぶんかかってしまいました。
結局はその問題集に載っている知識のみしか暗記できていなかった訳です。
何故それに気付くことが出来たのか。
当時、私も合格者の方と話す機会がありました。
合格された方の意見って説得力があるっていうか、取り入れたくなりませんか?(笑)
その方が『4月からは問題集を解くのを止めてひたすら準拠テキストを読んでいました』
って言っていたのを聞いたことで、初めて準拠テキストの存在を思い出しました。
さっそく準拠テキスト中心の勉強方法に切り替えてみると、
伸び悩んでいた成績がみるみる上がり、理解度も格段に上がりました。
例えるなら、散らばっていた知識が一つにまとまる感じ。
結果的には国家一般職の専門試験で30点以上とれるところまで成長しました。
たまたまだったという可能性も否定できませんが、
たくさん問題集を解き進めているのに行き詰まっている方がいれば、ぜひ実践してみてください。
「行き詰ったら考え方を変えてみるのも一つの手」です。
専門試験の勉強に時間をかけすぎて、教養科目の勉強が疎かになっていました。
教養科目もやるにはやっていたのですが、時間が無いのにもかかわらず薄く広くやってしまっていました。
そこで私は、「優先すべき」教科と「そうでない」教科を見極めることから始めました。
まずは文章理解。この科目は慣れれば得点源になる科目なので、
苦手の方も毎日1問でもいいので続けてみてください。
次に一般知能。判断推理は慣れれば得点できる科目ですが、
数的推理に関しては、向き不向きがあると個人的には思います。
私は初年度、その向いていない数的推理に時間をかけすぎて後悔しました。
なので数的推理に関わらず、自分に合わないと思う科目はあまり深追いはせず、
最低ラインの知識を身に付けるにとどめることを意識しました。
最後に知識科目。
これこそ1番「優先すべき」教科と「そうでない」教科を見極める必要があると思います。
個人的に絶対やるべき科目は「時事」です。
これは専門科目の財政学に繋がることに加えて、論文・面接試験の役に立った経験もありました。
社会科学に関しては、憲法や経済学をやっていれば得点できるかもしれませんが、
それらで触れていないところからも出題されるので、できれば勉強してほしい科目。
憲法や経済学で学んでいれば取りかかりやすい科目だと思います。
人文・自然科学に関しては、高校受験で使った科目以外は力を入れる必要はないと思います。
時間的にも出題数的にも、新しく学び始めるより他の科目に時間をかけた方がいいです。
良かったら参考にしてみてください。