東京アカデミー町田教室
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー立川校の教員採用試験担当です。
東京都の一次試験まで約2ヶ月となりました。
学習の状況はいかがでしょうか。
試験までの日にちを数えてどうしても焦ってしまうこともあるかと思いますが、まずは目の前のできることに取り組み、学習を進めていきましょう!
本日のブログでは、東京都を受験する方に特に押さえておいていただきたい「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」 を取り上げていきます。
他の自治体でも問われることが多い調査結果ですが、東京都では過去の出題から見ても特に頻出です。
直近では、令和2年、平成28年、平成27年に出題されています。
昨年の本試験では上記調査結果に関する問題はありませんでしたので、今年出題される可能性が十分に考えられます。
過去の出題内容から推測しますと、最新の調査結果における問題行動の発生件数といった数値だけでなく、今後の児童・生徒の指導、支援の体制についても理解が必要となります。
指導、支援の体制の理解については、「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(通知)」 を読み込むと理解が深まります。
ただ読むだけでなく、生徒指導の流れとなる「体系・制度→予防策・対応策→関係機関との連携」を意識して読むことがポイントです。
いじめへの対応を例に、令和2年度の上記通知の「2.いじめの問題への対応について」の部分で該当する記載を一部抜粋、要約して見ていきたいと思います。
【体系、制度に関する記載】
・平成25年「いじめ防止対策推進法」の施行から8年が経過し、平成29年3月に「いじめの防止等のための基本的な方針」を改定するとともに、新たに「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」を策定。(「(1)学校いじめ防止基本方針、学校におけるいじめの防止等の対策のための組織について」に記載)
【予防策、対応策】
・GIGAスクール構想が進展する中、端末等を使ったいじめが発生する可能性があることにも留意が必要であり、活用におけるルールを明確にし、児童生徒との間で共通理解を図り、教師が児童生徒の書き込みを確認できる設定にするなど、安全かつ効果的に端末を活用できるようにすることが重要である。(「(5)ネットいじめについて」に記載)
・事案に応じて、関係機関と積極的に連携したり、いじめられた側のみならずいじめた側に対するスクールカウンセラー等による専門的継続的な指導支援体制を構築することにも留意する。(「(4)いじめの積極的な認知と適切な対応について」に記載)
【関係機関との連携】
(「7.教育相談支援の充実について」より)
・都道府県・指定都市教育委員会等における小学生、中学生、高校生に関する教育相談件数が約18万件であり、学校外の教育相談も重要な役割を果たしている。教育委員会にあっては学校外における教育相談体制についても学校内における教育相談と連携させながら体制の充実に努め、相談内容の分析など更なる取組の充実にも努めること。
(「8.生徒指導上の諸課題への組織的な対応及び関係機関との連携強化について」より)
・児童生徒の問題行動・不登校等の背景には、家庭環境など様々な要因が考えられるところ、事案に応じて、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等を活用するとともに、警察、児童相談所、法務局又は地方法務局、人権擁護委員、福祉・医療等の関係機関との連携を積極的に図ること。
このように通知や結果はただ読むだけでなく、どこが問われるのかを意識して読み込みことがポイントです。
そのため、時間をかけて対策をしたいところですが、効率よく学習をしたいという方は、「最新!文部科学省施策講座」の受講がおすすめです。
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講義の中では、答申・通知の中での「重要な点」をピックアップして解説しますので、押さえておくべき点を学ぶことができます。
効率的に教育時事を学び、他科目も万全に対策ができる時間を確保していきましょう!
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