東京アカデミー東京校
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こんにちは!東京アカデミー東京校の教員採用試験担当です。
4月に入り、現役生の方は教育実習がスタートする時期、
講師をされている方や社会人の方は新年度に入って担当学年の変更や部署異動などがあり慌ただしい時期です。
環境の変化によって、体調を崩しやすくなりますので、体調管理には十分お気を付けください。
4月から6月については、冒頭にも述べた通り、多忙な時期かと思います。
学習時間の確保が難しい時期かと思いますので、短い時間の中で効率よく対策していく必要があるかと思います。
この時期は思い切ってここだけを学習すると絞って対策を行っていくのも一つの手です。
今回は東京都の論作文試験対策にスポットを当てて、昨年東京校に通われていた東京都教員採用試験合格者の方が教育実習期間中に実際に行っていたことをご紹介いたします。
教育実習は、論作文や二次試験での質疑の解答づくりに役立てる貴重な経験ができる機会です。
東京都の論作文試験では、例年「具体的な方策を二つ挙げること」が求められます。
現場経験の少ない現役生の方にとっては、中々取り組みにくく、説得力のある解答を作成するのに苦労するテーマです。
実際の2021年実施の東京都の論作文試験課題は、
【小学校受験者】
教師と児童との信頼関係を築き、児童相互のよりよい人間関係を育てるためにどのように学級経営を行っていくか
【小学校以外の校種・教科の受験者】
・言語活動の充実を図り、言語能力の向上を目指すためにどのように学習指導に取り組んでいくか
・生徒の自己肯定感を高められるよう、生活指導の充実を図るために生徒指導・保健指導部の一員としてどのように取り組んでいくか
※上記は論作文課題の一部抜粋です。
上記のように、東京都は学級経営や学習指導・生徒指導に関するテーマとなります。
さらに方策を考える上では問題意識を明確にして解答を行うという課題でしたので、具体的かつ実現可能な内容で解答することが重要となってきます。
先の合格者の方は、教育実習前までに論作文ノートを作成し、実習中や実習後にメモや内容を見直せるように工夫をしていました。
特に序論に記載する問題意識や本論の具体的な方策については実際の現場を知ることで、実現可能な内容かどうかが理解できるようになり、より現場に即した内容に修正していました。
ノート作成は解答内容をすべて記載する必要はなく、時間がない方は簡潔に箇条書きでも問題はございません。
課題別にノートを作成し、序論で執筆する問題意識に関する内容や本論の問題意識を踏まえた具体的な方策を2種類をまとめておきましょう。
教育実習期間中にノートを見返し、「この方策だと現実的ではないな」「この方策だと効果があるだろう」というのが具体的に見えてきますので、実習中はメモや箇条書きにして残しておき、実習後に書き直していくことで説得力のある内容で解答ができるかと存じます。
最終的には、自身の見直しだけではなく第三者に添削指導を行ってもらい客観的な評価があるとより万全な対策になります。
教育実習期間中は勉強時間がどうしても短くなってきます。
今回は論作文をピックアップしましたが、受験される方それぞれで進捗状況が異なり、必要となる対策も違ってくると存じます。
自身の現状を踏まえ、短い時間の中で自分にとって効果的な対策は何かを事前に精査しておくことを推奨いたします。
教育実習期間中は慣れないことも多く、大変な時期かと思いますが貴重な時間ですので、体調に気を付けて頑張ってください。
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