東京アカデミー金沢校
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こんにちは、東京アカデミー金沢校の加藤です。
山の朝、一日の始まりに活力が湧き出てくる瞬間です。
さて、今回も出題基準の変更点について、見ていきましょう。👀
前々回のブログで、「高齢化社会・病院以外の職場が増えたこと」による出題基準の変化についてお伝えしました。
高齢化社会とは、65歳以上の高齢者の割合が人口の7%を超えた社会を指します。日本では、1970年から高齢化率7.1%を超え、高齢化社会へと突入しました。
さらに、65歳以上の高齢者の割合が人口の21%を超えた社会を超高齢社会と呼びます。日本では2010年に高齢化率23%を超え、超高齢社会を迎えています。
このような社会においては、ご高齢の方々にお元気で過ごしていただくとともに、就労意欲や社会参加意欲のある方には、その能力をどんどん活用していただくことも必要不可欠になりますが、若い時期に働きすぎて健康づくりの時間が十分とれず、意欲こそあれど残念ながら叶わないという方も多くいらっしゃいます。
一方、超高齢化社会を支える若い世代も、仕事に追われ、心身の疲労から健康を害したり、仕事と子育てや老親の介護との両立など、さまざまな問題を抱えています。
若い時期にやりがいや充実感を感じながら心身ともに健康に働くことが、高齢になっても就労や社会活動に携わることのできる基盤となり、この流れが高齢化社会を正常に成り立たせる一つの鍵になると思います。
そのような視点から、👇の出題基準の変化をご覧ください。
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「労働衛生3管理」を補足すると、
①作業管理…長時間勤務を避けるような労働時間の管理、作業量や作業方法などの適正化などにより、社員の健康や安全が守られるよう管理すること。
②作業環境管理…できる限り良好な状態に、作業する環境自体を適切に管理すること
③健康管理…健康診断の実施を通して労働者の健康状態を把握し、健康障害の早期発見やその改善のための保健指導、事後措置として就業上の配慮をすることなど。
これらの3管理を通して、就業による健康影響を最小限に抑えることを目指しています。
また、平成30年版にも小項目に表れていた「ワーク・ライフ・バランス」は、仕事と生活のバランスがとれた状態のことを指しますが、令和5年版では、「仕事と家庭の両立支援(ワーク・ライフ・バランス)」とあえて明確な言葉を追加しています。
このことからも、「仕事と家庭の両立支援」というキーワードがいかに重要なメッセージか分かります。
金沢校の山越講師が、上記のような変化を、みなさんが理解しやすいように解説しながら、国家試験対策に直結する講義を行います。
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新出題基準について、もう不安に思うことはありません。
分からないところをうやむやにしないよう、30分の質問タイムもついています!
ぜひ大船に乗った気持ちでご参加くださいね✨