東京アカデミー東京校
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こんにちは!
東京アカデミー横浜校 教員採用試験対策担当です。
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
長期休暇は、メリハリをつけて過ごすように心がけましょう!
さて、本日は教員採用試験まで残り約2ヶ月となりました。
この時期になりますと、基礎的知識は身についていらっしゃる方も多いと思います。
残りの2ヶ月は、狙われやすいポイントを各自治体の出題形式に沿って学習していきましょう。
例えば、神奈川エリアの教職教養(15問)は、暗記必須の問題が大半を占めています。
学習指導要領、生徒指導提要、学校教育法、教育基本法、日本国憲法などの空欄補充・正誤問題での出題であることは、みなさんご存じかと思います。
過去問を解くことも大切ですが、どの分野が出題され、頻出なのかを自分の目で確認することも必要です。
毎年頻出な分野は、今年も確実に狙われます。
例えば、2021年夏受験のこの問題。
次の記述は、「教育基本法」(平成18年12月公布)の前文である。空欄( ア )~( エ )に当てはまるものの組合せとして最も適切なものを、後の①~⑤のうちから選びなさい。
我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の( ア )を重んじ、真理と正義を希求し、( イ )を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、( ウ )し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、( エ )の精神に則り、我が国の未来を切り拓(ひら)く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。
① ア 尊厳 イ 自主的精神 ウ 環境を保全 エ 世界人権宣言
② ア 自由 イ 公共の精神 ウ 伝統を継承 エ 世界人権宣言
③ ア 自由 イ 自主的精神 ウ 環境を保全 エ 日本国憲法
④ ア 尊厳 イ 公共の精神 ウ 伝統を継承 エ 日本国憲法
⑤ ア 自由 イ 公共の精神 ウ 環境を保全 エ 日本国憲法
いかがですか?
教育基本法をすべて暗記していれば確実に解ける問題ですね。
教育基本法は、神奈川エリアでは、2008年~2021年まで、必ず出題されています。以下の表を確認してみてください。
実施年 |
出題条文 |
出題形式 |
2008年 |
第2条(教育の目標) |
空欄補充 |
2009年 |
第10条(家庭教育) 第1項 第12条(社会教育) 第1項 第14条(政治教育) 第1項 第15条(宗教教育) 第1項 |
空欄補充 |
2010年 |
第14条(政治教育) 第1項 第10条(家庭教育) 第2項 第3条(生涯学習) 第1条(教育の目的) 第16条(教育行政) 第1項 |
正誤問題 |
2011年 |
第1条(教育の目的) 第10条(家庭教育) 第1項 第10条(家庭教育) 第2項 |
空欄補充 |
2012年 |
第2条(教育の目標) |
正誤問題 |
2013年 |
第9条(教員) |
空欄補充 |
2014年 |
第16条(教育行政)第1項 |
空欄補充 |
2015年 |
第1条(教育の目的) 第5条(義務教育) 第2項 |
空欄補充 |
2016年 |
第10条(家庭教育) 第1項 第14条(政治教育) 第1項 第9条(教員)第1項 第5条(義務教育) 第4項 |
正誤問題 |
2017年 |
第2条(教育の目標) |
空欄補充 |
2018年 |
第1条(教育の目的) 第4条(教育の機会均等) 第1項 第14条(政治教育) 第1項 |
空欄補充 |
2019年 |
第14条(政治教育) 第2項 |
正誤問題 |
第6条(学校教育) 第9条(教員)第1項 |
空欄補充 |
|
2020年 |
第2条(教育の目標) |
正誤問題 |
2021年 |
前文 |
空欄補充 |
上記の表のように、14年間出題され続けているということは、今年も確実に狙われる法規ということがわかります。全国的にも、第2条、4条、5条、9条、10条の出題は目立ちますので、内容を理解した上で、反復練習をすることをお勧めします。
神奈川エリアにおいては、教育基本法以外にも、日本国憲法、地方公務員法に関しては、空欄補充・正誤問題で毎年のように出題されていますので、押さえるポイントとなります。
また、神奈川エリアは、空欄補充・正誤問題(間違い探し)で出題されるので、それぞれの条文のポイントを押さえましょう。
特に空欄補充は、『キーワード』を抜き出していることが多いのが特徴です。
学習指導要領や、教育基本法、学校教育法、地方公務員法など、頻出法規は、『キーワード』を押さえて文章を暗記することをお勧めします。
ただし、自治体によっては、『キーワード』ではない部分(=この部分を抜き出すの?と言われる部分)を空欄にすることもありますので、注意しなければなりません。
各自治体の過去問は、直前期に解いて最終確認をするのも必要ですが、それぞれの分野の頻出条文などを自分の目で確かめることも必要です!
人から聞いてではなく、自分の目で確かめることで、記憶に残るので、ぜひこの機会にやってみましょう!
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