東京アカデミー津田沼校
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東京アカデミー大宮校の教員採用試験担当です。
「一次試験まであと2か月!」というタイミングになりました。間もなく迎える教育実習で頭がいっぱいになってしまって試験対策が進まなくて焦っているとか、自分なりに試験対策をしていても思うような手ごたえがなくて困っているとか、試験を目指されている方々にとっての5月は非常につらい時期になっているかもしれません。教員を目指す皆さんだからこそ筆記試験から人物試験まで全てを完璧にしなければならないと考えてしまいがちですが、ここで以下のことを考えていただきたいと思います。
「重要事項はどうやったら覚えられるでしょうか?」という方に多く見られるのは、参考書に出てくる言葉を何度も何度も口にして、書いてを繰り返す学習方法です。これは学習方法の王道であることは間違いないのですが、残されている時間ではカバーしきれないことは明白です。そこで「問題演習をして現状を確かめてから、不足している知識を補う」というスタイルが最適です。
参考書で学習する(復習する)⇒問題を解いてみる⇒できていない問題は何が正解で何が間違っているかを選択肢まで吟味して確かめる⇒もう一度参考書で確認する
ここまでやれば、単純な問題演習が大きな学習成果を生みます。正答・誤答の理由を突き詰めて何を理解していれば正解にたどり着けるかを考えることで、皆さんの理解をより促進できるのではないでしょうか。
受験する自治体ごとに、教育施策としてどんなことを取り組んでいるのかを知ることはとても重要です。例を挙げれば2021年夏受験において、さいたま市の面接(集団面接・個人面接ともに)で、さいたま市の掲げている「3つのG」について質問がなされました。また、埼玉県(高校・特別支援教育)の論文試験では、令和3年2月に策定された「埼玉県教職員MOTTO」がテーマの出題がなされました。
自治体施策は、教育委員会のホームページをくまなく見ることが対策だと考える方もいらっしゃるかと思いますが、全てのコンテンツに目を通すことは時間の制約があって難しいと思われます。そこで、こんな視点でコンテンツを厳選して見てみるのはどうでしょうか。
★直近1年間で掲載されたコンテンツを見る
⇒教育方針の説明や各学校での取り組みは、面接での回答のヒントになります。
★自治体が特に重点的に取り組んでいる施策に関するコンテンツを見る
⇒施策内容についての理解度は面接官にとって重要な基準です。
例えば、埼玉県なら「教職員向け広報紙『県教委だより』」は必ず目を通しておきたいコンテンツです。
https://www.pref.saitama.lg.jp/e2201/kennda.html
東京都なら、東京都教育委員会トップページの「報道発表資料」で新着情報を確認するとよいでしょう。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/
教員採用試験最終合格に向けて、できることはまだまだたくさんあります。1つ1つを確実にご自身の知恵と力にして、本試験までの日々を過ごしていただきたいと思います。
◎文部科学省の施策について効率よく学習したい方は「文部科学省施策講座」⇒こちらのリンクからご確認下さい
自治体施策について学習されたい方には「自治体施策講座」がおススメ!⇒こちらのリンクからご確認下さい