東京アカデミー津田沼校
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こんにちは!東京アカデミー津田沼校の教員採用試験対策担当の松尾です。
試験まであと2ヶ月ほどとなりました。ラストスパートに向けて、体調管理も気をつけながら、勉強に励んでいきましょう。
さて、本日は試験直前期の皆様にぜひこの期間でも試験で問われる可能性が十分にあるICT利活用に関して、おさらいをしておきたいと存じます。
2021夏受験において、全国の問題を見渡しますと、GIGAスクール構想に関する問題やICT利活用に関して数多く出題されておりました。例えば、GIGAスクール構想では、奈良県や和歌山県などから出題、『令和の日本型学校教育』の構築を目指して(答申)(令和3 年1 月26 日中央教育審議会)からもICT利活用に絡めた例が静岡県・静岡市などから出題されています。
論作文が必要な自治体では論述としてICT利活用が問われる場合があります。
2021年夏の愛媛県・高等学校の出題では、具体的に志望教科・科目に沿ってICT利活用を回答するよう求めた事例もありました。また面接試験においては、2021年夏試験の千葉県・千葉市において、科目が限定されていますが、中高国語などにおいて、科目におけるICT利活用事例を答えさせる事例も出現しました。
それでは、あと2ヶ月程度で迫る教員採用試験に向けて様々なICT利活用事例をどう学んでいくべきかご紹介したいと存じます。
まずは文部科学省HP内にございます次の2つの資料を見ておきましょう。
1)「子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現に向けて~令和時代のスタンダードとしての1人1台端末環境~≪文部科学大臣メッセージ≫」
萩生田文部科学大臣(現経済産業大臣)が当時発出したメッセージです。この中でのキーワードとしては、「1人1台端末環境は、もはや令和の時代における学校の「スタンダード」」という点と、「ICT環境の整備は手段であり目的ではない」という点にあるかと存じます。
GIGAスクール構想の狙いやICT教育の全体像を示したリーフレットとなります。この中では、「(中略)特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できるICT教育環境を実現する」という点がキーワードになるかと存じます。
なお、2022年夏受験において問われそうな予想問題もご用意したかったところですが、今回は置いておいて、次回のブログに委ねたいと思います。
論作文・面接試験時には、具体的なICT利活用の場面や使用法のルールなどを問われる可能性がございます。次の2点の資料を見ておくと良いでしょう。
1)「StuDX Style」内の「各教科等における1人1台端末の活用」
このサイトでは、各校種・教科(特別支援教育除く)に即して、どのようにICT利活用を進めておくのかを分かりやすく示しています。
2)「教育の情報化に関する手引き」内「第4章 教科等の指導におけるICTの活用」
上記1)より文章化されておりますので、少々読みにくい点もありますが、各教科においてのICT利活用の視点を深めることができる内容となっております。
なお、学校における1人1台端末活用における注意点などを記しました文部科学省からの通知「GIGAスクール構想の下で整備された学校における1人1台 端末等のICT環境の活用に関する方針について」(2021年(令和3年)3月12日付、2022年(令和4年)3月3日更新)も重要です。
この通知と共にご紹介されている「学校におけるICT環境活用チェックリスト」はさらに重要ですので、必ず目を通しておくようにしておきましょう!