【公務員試験　高卒】2022年時事問題予想⑦：ヤングケアラー問題

皆さんこんにちは！公務員の予備校　東京アカデミー岡山校の公務員担当です。

近年「ヤングケアラー」という言葉を耳にする機会が多くなりました。

日本では定義が確立されておらず一般には「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話、介護などを日常的に行っている子ども」とされています。

厚生労働省HP「ヤングケアラー」より

まだまだ社会的な認知がされていない部分もあり、家族の世話や介護に忙殺されることで、子どもが本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代との人間関係を満足に構築出来ないといった社会問題が発生しています。

公務員試験ではどのような出題されているのでしょうか。

下記は2020年度に実際に出題された内容です。60分／800字程度

「引きこもりや自殺、DV、虐待、孤立死等、社会的に取り残される人たちの問題が深刻化し、生活困窮者世帯の増加等も見られる。社会的に弱い立場にある人の人権を守り、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることが可能な社会を創るために、行政的な観点から果たすべき役割や取組について、あなたの考えを8 0 0 字程度で述べなさい」

公務員として日常から社会問題にアンテナをはり、行政や保育職、福祉職としてどのような支援ができるのかを考えていくことが大切です。

今後も論作文や討論、面接等で問われそうな内容なので、受験する自治体がどのように取り組んでいるのかは調べておきましょう！