東京アカデミー金沢校
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こんにちは、東京アカデミー金沢校の加藤です。
ゴールデンウィークはテントをかついで、山を満喫しておりました。3000メートル級の山では、まだまだ雪が楽しめます。
さて、本題です。
今回も出題基準の変更点について確認していきますが、内容としては前回の続きとなります。
前回のポイントとして、
①ご高齢の世代にはお元気に過ごしていただき、就労意欲や社会参加意欲のある方には、その能力をどんどん活用していただく。
②そのためにも、若い世代は、やりがいや充実感を感じながら、心身ともに健康に働く。(若いうちに健康を害すると、年を取ってから①のような就労や社会参加ができなくなってしまう)
このような流れが高齢化社会においては必要不可欠であり、それが新しい出題基準にも反映されている、とお伝えしました。
それでは、今回も出題基準の変化をご覧ください👇👀。
目標Ⅲ.地域包括ケアシステムにおける在宅看護の位置付けと看護の役割について基本的な理解を問う。
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戦後のベビーブーム時代に生まれたいわゆる「団塊の世代」は約810万人、突出して人数が多い世代です。
そして、その方々が75歳以上になるのが、2025年。
厚生労働省では、この2025年を目途に、たとえ要介護状態になったとしても、住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるよう、地域内で助け合う体制を構築しようとしています。
これが「地域包括ケアシステム」と呼ばれている仕組みです。
地域包括ケアシステムは、上記の平成30年版の出題基準で新たに追加され、以降毎年必ず看護師国家試験に出題されています。
令和5年版では、大項目に「地域包括ケアシステムにおける在宅看護」が加わり、より具体的に、より正確に、このシステムのことを理解してもらいたい、という強い意図を感じます。
出題基準について~どこが変わったのか? ②において、社会情勢が日々変化するとともに、求められる看護師像も変わっていく、それが4~5年ごとに出題基準を変更する理由の一つであることをお伝えしました。
今回の「地域包括ケアシステム」に関する出題基準の変更は、まさしく2025年を見据えてのものであることが分かりますね。
地域包括ケアシステムについては、「在宅看護論/地域・在宅看護論」だけでなく、「精神看護学」の分野でも「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」という小項目が追加されています。
要注目キーワードとして、認識しておきましょう✨
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