東京アカデミー京都校
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昨今、公務員の働き方改革について叫ばれている中、教員に関しても同じように働き方改革が叫ばれています。
まずは流れを確認してみましょう。
2015年12月 「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」
2017年8月 「学校における働き方改革に係る緊急提言」
2019年1月 「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」(答申)
2019年1月 「学校における働き方改革推進本部設置」
2019年1月 「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」
このような答申などから教職員一人一人が力を発揮できる環境の整備などを上げ、教員以外の専門員の参画が提案されてきました。
では実際に筆記試験で上記の答申などからどんな形で出題されたのでしょうか。一部紹介します。
次は,中央教育審議会答申「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」(平成31 年1月25 日)の「第1 章 学校における働き方改革の目的」の一部である。文中の( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組合せはどれか。1 ~ 6 から選びなさい。
教師のこれまでの働き方を見直し,教師が我が国の学校教育の( A )と向かい合って自らの授業を磨くとともに日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで,自らの( B )を高め,子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができるようになることが学校における働き方改革の目的であり,そのことを常に原点としながら改革を進めていく必要がある。
〈中略〉
教育は( C )なりと言われるように,我が国の将来を担う子供たちの教育は教師にかかっており,教師とは崇高な使命を持った仕事である。学校における働き方改革の実現により,教師は‘魅力ある仕事’であることが再認識され,これから教師を目指そうとする者が増加し,教師自身も士気を高め,誇りを持って働くことができることは,子供たちの( D )に不可欠であり,次代の我が国を創造することにほかならない。
A B C D
1 蓄積 人間性や創造性 人 教育の充実
2 蓄積 見識や専門性 人 教育の充実
3 蓄積 人間性や創造性 愛情 生きる力の育成
4 指針 見識や専門性 人 生きる力の育成
5 指針 人間性や創造性 愛情 生きる力の育成
6 指針 見識や専門性 愛情 教育の充実
(2021年夏実施)
直近2年でも上記で列挙した答申などからの出題がありますので、過去問を通しながら出題形式(どんなところが聞かれているか)を確認しましょう。
次回は令和3年8月の学校教育法施行規則改正についての内容と予想問題を記載します。お楽しみに!