東京アカデミー神戸校
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皆さん、こんにちは!
東京アカデミー神戸校教員採用担当の松永です。
今回は、インターネットに関する話題です。
GIGAスクール構想を元に、ICT機器の導入と活用が進む教育現場にとって、インターネットも大きく関係してきます。
先日発表された「生徒指導提要 改訂試案」でも「インターネット・携帯電話にかかわる問題」として新たに章立てされており、注目度の高くなってきています。
かなりのページ数のある「生徒指導提要 改訂試案」からインターネット等の問題について少しピックアップしていこうと思います!
まず、「生徒指導提要 改訂試案」内では、法律に触れられているところがあります。インターネット関連の法律として、
・青少年インターネット環境整備法
・出会い系サイト規制法
・プロバイダー責任規制法
・児童買春・児童ポルノ禁止法
の4つが挙げられています。いずれもインターネット上での問題やその対応に関する法律ですので、少なくとも名前は頭に入れておきたいですね。
実際に子供たちに指導していく中での留意点として、インターネットの匿名性、拡散性、長時間利用の3つの観点が挙げられています。SNSなどでの誹謗中傷や「炎上」などにも触れられており、昨今の情勢が反映されていることが分かります。
インターネット等の問題に対しての対応については、対策委員会を設置、校内連携のみならず、専門家集団等とも連携しながら「チーム学校」としての対応が示されています。
また、インターネットの問題は学校内外問わず起こりうる問題です。そのため学校だけでなく、保護者や関連機関、場合によっては警察などとも協働的にあたっていく必要があることも示されています。
2021年(令和3年)1月26日に出されている中教審の答申(「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~)の内容からもわかるのですが、近年の答申などでの記述が学習者主体となっています。このような学習者主体の考え方も反映されており、インターネット等の問題に対しても、児童生徒が議論することも重要である旨の記述もされています。
(この2021年1月26日の中教審答申もとても重要な資料です。必ず確認しておきましょう!)
今回の「生徒指導提要 改訂試案」はあくまでも試案段階なので、そのまま改定案となるかはわかりません。
しかし、インターネット等の問題に対する考え方は示されているものではありますので、概要はつかんでおくようにしましょう!
考え方を理解することで面接での答え方や論作文の材料に繋げることができるようになりますよ!
試験本番までの時間もかなり少なくなってきています。漏れのないように対策を詰めていきましょう!