東京アカデミー函館教室
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北海道・札幌市教員採用合格を目指す皆さん、こんにちは。札幌校教員採用チームの高久です。道内各地域・全国各地域からのご質問にもお答えしています。お気軽に011-726-3050へお電話下さい。
今回はいつものブログとお読み頂く対象者を変えて投稿します。今回お読み頂きたい対象者は「受験生の保護者」の皆様です。皆さんのお子様が大学でどのような学習を重ねて教員採用本試験に挑まれているのか…は、現職の教員である保護者の方でなければ、お子様から「学習指導要領が新しくなったんだよ」や「生徒指導提要が変わるから大変みたいなんだ」など聞かされても、「う~~ん…分からない」となってしまいますよね。
本試験1か月半前(2023年受験の方であれば約1年前)の今、「X世代(1965~1980生まれ)」、「Y世代(1980~1995年生まれ)」の方が受けて来た教育と、現在の教育が大きく異なっている事を少しでも実感し、「教育はこうだろう」と昔の教育観を振りかざして、現代の教育課程を学んでいるお子様との会話が行き違ってしまわないように、本番直前の応援をしてあげて下さい。
現在の「学習指導要領」と昔の学習指導要領の違いを挙げていけば、それはキリがありませんので、ほんの一例を紹介させていただきます。少し古いですが3月30日に教科書検定意見についての記事が、北海道新聞様朝刊の第3社会面に掲載され、その中で「高校国語」の科目再編についての考察がありました。この中で挙げられた科目の内訳は、おそらく保護者の皆様が聞いたことのない単元名だと思いますので、ご紹介しますね 😮
第7次学習指導要領:高校国語 「国語総合(必修)」、国語表現」「現代文A」「現代文B」、「古典A」、「古典B」
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第8次学習指導要領(新学習指導要領):高校国語 「現代の国語(必修)」、「言語文化(必修)」、「倫理国語」、「国語表現」、「古典探求」
・・・いかがですか 😯 ? 一番身近な国語が、内容を再編され新しい時代に入っていることが窺えますよね? そしてもちろん、全ての校種/教科で同様の再編がなされているのを知っておいて下さい。一人一台端末の「ICT教育」なども、昔はとても考えられませんでした。非常便利で夢が広がるのと同時に、様々な危険性もあるツールです。その難しい活用にもお子様たちは向き合っているのです。
「今の教育って、昔と全然違うんだねぇ~ 大変だねぇ~ 🙂 」と一声かけてあげることで、お子様は頑張っていることを認めてもらえたと思って下さり、試験直前期を安心して乗り越えられるのではないでしょうか。
本試験はまず万全の体調で挑むことが何より一番大切です。最後の1ヶ月半、新型コロナウィルス感染防止対策、熱中症対策を怠らず、日々をお過ごし下さい。