東京アカデミー神戸校
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皆さんは、「プール制」「プール問題」という言葉を聞いたことがありますか。
看護師国家試験では、以前の国家試験で出題された問題を、一部改変、あるいは類似する問題にして繰り返し出題することがあります。
年度に関わらず、試験問題の質や難易度を一定のものにするためです。
このような制度を「プール制」と言います。
例えば、第111回では、第105回と全く同じ問題が出題されました。
(第111回 午前№12)
内分泌器官はどれか。
1.乳腺 2.涙線 3.甲状腺 4.唾液腺
通常は、選択肢を変えるなど一部改変されることが多いのですが、この問題は第105回午前№11と全く同じでした。
このような問題を「プール問題」といいます。
毎年、プール問題の出題は多く、約4問に1問がプールされている問題と言われています。
特に必修問題において、プール問題が多い傾向にあります。
第111回では50問中36問が過去問題からの流用でした。
ここから「必修問題」の対策も見えてきます。
ただ解くのではなく、「なぜその選択肢が正しい(誤っているのか)」を考えてください。
選択肢をみて問題を想像する、といった逆の取り組みもやってみてください。
知識が記憶として定着するには少なくとも3回は繰り返すことが必要です。
出題基準が変わるので、古すぎる過去問までみる必要はありませんが、5年分はみておいてください。
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