東京アカデミー京都校
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前回の「学校教育法施行規則の改正(令和3年8月)について①」のブログに引き続き第2弾となります。
今回はこの令和3年8月の改正で何が変わったのか、問題としてどう出題されるのかを見て行きたいと思います。
・「医療的ケア看護職員」に関する条文の追加(第65条の2)
・「情報通信技術支援員」に関する条文の追加(第65条の5)
・「特別支援教育支援員」に関する条文の追加(第65条の6)
・「教育業務支援員」に関する条文の追加(第65条の7)
今回の改正では削除項目はなく、条文の追加のみになっています。
まとめると、「学校の運営・指導体制を強化、充実させるための支援スタッフとして新たに名称と職務内容が規定されたこと」が今回の改正になります。
改正の詳細は文部科学省の「学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)」をご確認ください。
では、予想問題を作ってみましたので確認してみましょう!
学校教育法施行規則について東京アカデミー京都校ではこのように出題を予想します。
次の文章は、「学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)」(令和3年8月23 日 文部科学省)の一部である。
空欄(ア)~(オ)の空欄に入る語句の組合せとして正しいものを次の1~5の中から答えなさい。
今回の改正は、学校や教員が直面する課題が多様化・複雑化し、学校における( ア )の推進、( イ )の着実な実施、( ウ )的ケアをはじめとする特別な支援を必要とする児童生徒への対応等が喫緊の課題となっていることを踏まえ、こうした課題に対応する学校の指導・運営体制の強化・充実を図るため、学校において教員と連携協働しながら不可欠な役割を果たす支援スタッフとして、( ウ )的ケア看護職員、( エ )支援員、( オ )支援員及び教員業務支援員について、新たにその名称及び職務内容を規定するものです。
ア | イ | ウ | エ | オ | |
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5 | 業務効率改善 | GIGAスクール構想 | 心理 | ICT教育 | 生活自立指導 |
答えは1です。
どんな専門員がいて、それぞれどんな業務に携わるか、またこのようになった背景も捉えておきましょう。