東京アカデミー横浜校
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こんにちは。公務員試験対策の予備校=東京アカデミーの公務員試験科担当です。
今回は、教養試験で出題される、自然科学(数学)の傾向と対策についてお話しいたします。
【自然科学(数学)の主な職種の出題数】
◆地方上級:1問
◆県警:1問
◆大阪府警:4問
◆東京消防庁消防官;4問
上記より、試験により出題数に偏りのある科目であることがわかります。「東京消防庁」は自然科学の出題が多いですが、その中でも特に多いのが数学になります。難易度も高めです。一方、「大阪府警」も出題数は多いですが、難易度は低めの傾向があります。
【自然科学(数学)の傾向と対策】
頻出問題の第1位は「二次方程式、二次不等式、二次関数のグラフ」です。方程式の解、方程式の展開や因数分解、グラフの最大値・最小値など準備しておきましょう。
次によく出るのが「三角関数」です。高校で学習した人は定理の確認をしておきましょう。
「指数・対数」も出題されます。高校で学習した人は公式を確認し、計算問題を解いておきましょう。
以下に今年の東京消防庁の問題を例題として挙げます。難易度を確認してみてください。
A=x2―2x+3 B=x2+x+1の時、2A-3Bの計算結果として、最も妥当なものはどれか。
1.―x2―7x+7
2.―x2―7x+3
3.―x2―7x+1
4.―x2―3x+7
5.―x2―3x+3
答え 2
文系の方は自然科学が苦手な方が多いと思います。その中でも、「地学」「化学」は記憶の分野も多く手を付けやすいですが、「数学」「物理」は計算・公式が必ず出てくるので捨て科目としてしまう方もいると思います。見た目が難解そうでも、解き方を知っていると簡単に解ける問題もあります。難解な問題に取り組むのは避けても、高校で勉強した範囲を思い出すくらいの準備をしておくと、意外に簡単な問題が出題されるかもしれません。
次回は「自然科学(物理)の傾向と対策」についてお伝えします。