東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー京都校教員採用試験担当の井手です🌼
毎年6月は「食育月間」ですが、みなさんご存じでしたか?もうすぐ6月ということで、今回は食育に関する情報として、2021年3月に策定された第4次食育推進基本計画に至るまでの過程をご紹介します!
また、教員採用試験で出題される問題は、文部科学省が出典のもがほとんどです。
しかし、食育推進基本計画は農林水産省が出典ですが本試験での出題もあるので、ぜひ目を通しておきましょう👀
学校教育の中で食育を重視しようとする機運が高まったのは、2005年6月の食育基本法制定の前後からでした。
2006年3月には、食育基本法に基づいて「食育推進基本計画」が策定され、2008、2009年告示学習指導要領には「食育」が明記され、
学校の教育活動全体を通じて行うことが示されました。
さらに、2011年3月には「第2次食育推進基本計画」が策定されました。
そして、2016年3月には、「第3次食育推進基本計画」が策定されました。本計画では、これまで10年間の取組で食育が確実に推進されているものの、より一層実践の環を広げることが必要であるという認識から、
重点課題に①若い世代を中心とした食育の推進、②多様な暮らしに対応した食育の推進、③健康寿命の延伸につながる食育の推進、④食の循環や環境を意識した食育の推進、⑤食文化の継承に向けた食育の推進を掲げています。
以上が、第4次食育推進基本計画に至るまでの過程です。
また、京都市の2018年夏実施の本試験では、下記の通り「第3次食育推進基本計画」からの出題がありました。
① 和食,郷土料理,伝統食材,食事の作法など伝統的な食文化への理解等の推進
② 様々な家族の状況や生活の多様化に対応し,子供や高齢者を含むすべての国民が健全で充実した食生活を実現できるような食体験や共食の機会の提供
③ 食の生産から消費までの食の循環の理解,食品ロスの削減等の推進
④ 高齢化社会が進む中,特に前期高齢者世代の食生活に関する改善を中心とした食育の推進
⑤ 健康づくりや生活習慣病の予防のための減塩等及びメタボリックシンドローム,肥満・やせ,低栄養の予防などの推進
※重点課題として誤っているものを1つ選択
(正答:④)
この問題は、第3次食育推進基本計画の重点課題を知っていれば解ける問題です。第4次食育推進基本計画でも重点事項を確認しておきましょう!
また、他の自治体でも、過去に食育基本法や食育推進基本計画からの出題がありましたので、対策していきましょう!
次回は、第4次食育推進基本計画の内容についてと出題が予想される問題についてご紹介します。